有価証券報告書-第118期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/06/29 14:27
【資料】
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【項目】
173項目

退職給付関係

(退職給付関係)
1 採用している退職給付制度の概要
当社及び国内連結子会社は、確定給付型の制度として積立型、非積立型の退職一時金制度、確定給付企業年金制度、及び確定拠出年金制度等を設けております。
また、当社は退職一時金及び確定給付企業年金の支払に備えるため退職給付信託を設定しております。
一部の米国連結子会社は外部拠出による確定給付型年金制度を採用しております。
なお、当社の執行役員及び一部の連結子会社の退職給付の算定にあたっては、簡便法を採用しております。
2 確定給付制度
(1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
前連結会計年度
(自 2020年4月 1日
至 2021年3月31日)
当連結会計年度
(自 2021年4月 1日
至 2022年3月31日)
退職給付債務の期首残高140,885百万円143,454百万円
勤務費用5,605百万円5,906百万円
利息費用750百万円647百万円
数理計算上の差異の発生額3,510百万円466百万円
退職給付の支払額△6,140百万円△6,007百万円
為替換算調整△1,186百万円2,322百万円
その他28百万円△114百万円
退職給付債務の期末残高143,454百万円146,674百万円

(2) 年金資産の期首残高と期末残高の調整表
前連結会計年度
(自 2020年4月 1日
至 2021年3月31日)
当連結会計年度
(自 2021年4月 1日
至 2022年3月31日)
年金資産の期首残高134,975百万円150,452百万円
期待運用収益3,188百万円3,530百万円
数理計算上の差異の発生額13,353百万円9,793百万円
事業主からの拠出額3,492百万円3,488百万円
退職給付の支払額△3,705百万円△3,931百万円
為替換算調整△869百万円1,752百万円
その他17百万円△100百万円
年金資産の期末残高150,452百万円164,985百万円

(3) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産の調整表
前連結会計年度
(2021年3月31日)
当連結会計年度
(2022年3月31日)
積立型制度の退職給付債務123,175百万円125,852百万円
年金資産△150,452百万円△164,985百万円
△27,276百万円△39,133百万円
非積立型制度の退職給付債務20,278百万円20,822百万円
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額△6,997百万円△18,310百万円
退職給付に係る負債27,123百万円27,402百万円
退職給付に係る資産△34,370百万円△45,998百万円
その他(その他の流動負債)248百万円285百万円
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額△6,997百万円△18,310百万円

(注)一部の米国連結子会社において退職給付に係る負債を米国会計基準に従い「その他(その他の流動負債)」に計上しております。
(4) 退職給付費用及びその内訳項目の金額
前連結会計年度
(自 2020年4月 1日
至 2021年3月31日)
当連結会計年度
(自 2021年4月 1日
至 2022年3月31日)
勤務費用5,605百万円5,906百万円
利息費用750百万円647百万円
期待運用収益△3,188百万円△3,530百万円
数理計算上の差異の費用処理額430百万円△874百万円
過去勤務費用の費用処理額16百万円31百万円
その他188百万円159百万円
確定給付制度に係る退職給付費用3,802百万円2,340百万円

(注)簡便法を採用している当社の執行役員及び連結子会社の退職給付費用は「勤務費用」に計上しております。
(5) 退職給付に係る調整額
退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
前連結会計年度
(自 2020年4月 1日
至 2021年3月31日)
当連結会計年度
(自 2021年4月 1日
至 2022年3月31日)
過去勤務費用3百万円49百万円
数理計算上の差異10,627百万円7,774百万円
合計10,630百万円7,824百万円

(6) 退職給付に係る調整累計額
退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
前連結会計年度
(2021年3月31日)
当連結会計年度
(2022年3月31日)
未認識過去勤務費用△82百万円△36百万円
未認識数理計算上の差異3,550百万円11,329百万円
合計3,468百万円11,292百万円

(7) 年金資産に関する事項
① 年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりであります。
前連結会計年度
(2021年3月31日)
当連結会計年度
(2022年3月31日)
債券14%15%
株式54%54%
一般勘定9%8%
その他23%23%
合計100%100%

(注)年金資産合計には、企業年金制度に対して設定した退職給付信託が前連結会計年度43%、当連結会計年度46%含まれております。
② 長期期待運用収益率の設定方法
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しております。
(8) 数理計算上の計算基礎に関する事項
主要な数理計算上の計算基礎
前連結会計年度
(自 2020年4月 1日
至 2021年3月31日)
当連結会計年度
(自 2021年4月 1日
至 2022年3月31日)
退職給付見込額の期間配分方法主として給付算定式基準主として給付算定式基準
割引率0.0~3.24%0.0~2.75%
長期期待運用収益率0.92~6.50%1.0~6.20%
予想昇給率0.4~4.0%0.4~4.0%
過去勤務費用の額の処理年数1年から10年1年から10年
(主として発生時の従業員の平均
残存勤務期間以内の一定の年数
による定額法による)
(主として発生時の従業員の平均
残存勤務期間以内の一定の年数
による定額法による)
数理計算上の差異の処理年数1年から15年1年から15年
(発生時の従業員の平均残存勤務
期間以内の一定の年数による定
額法による)
(発生時の従業員の平均残存勤務
期間以内の一定の年数による定
額法による)

3 確定拠出制度
当社及び連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度567百万円、当連結会計年度608百万円であります。