四半期報告書-第95期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/02/02 9:29
【資料】
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【項目】
26項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は124,220百万円となり、前連結会計年度末に比べ11,016百万円(9.7%)増加しました。新規開発用地取得等により現金及び預金が1,012百万円減少したものの、有形固定資産が9,292百万円、また株価上昇等により投資有価証券が2,688百万円増加したことが主な要因であります。
負債合計は61,789百万円となり、前連結会計年度末比7,448百万円(13.7%)増加しました。固定資産取得のための資金調達により、有利子負債が5,886百万円増加したことが主な要因であります。
純資産合計は62,430百万円となり、前連結会計年度末比3,568百万円(6.1%)増加しました。利益剰余金が1,777百万円、その他有価証券評価差額金が1,807百万円各々増加したことが主因であります。
(2) 経営成績の分析
当第3四半期におけるわが国経済は、好調な企業業績や株高に支えられ緩やかな回復基調が持続しております。不動産賃貸業界におきましては、都心部の優良オフィスビルを中心に、企業の拡張移転や増床などの要因により、空室率は低下し賃料水準は上昇傾向にあります。
そうした中、当社グループの当第3四半期末の空室率は、テナント入居が進み前期末の2.1%から1.6%に低下しました。引き続き一層の稼働率向上を目指しテナント誘致活動に注力いたします。また業容拡大のため、新規投資にも継続して取り組んでまいります。
当第3四半期連結累計期間の業績は、新規取得施設及び既存ビルの稼働率向上により、売上高は11,073百万円と前年同四半期と比べ324百万円(3.0%)の増収となりました。
つれて営業利益は前年同期比148百万円(3.9%)増益の3,949百万円、経常利益は同127百万円(3.5%)増益の3,799百万円となりました。また投資有価証券売却による特別利益の計上もあり、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比172百万円(6.8%)増益の2,719百万円となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
土地建物賃貸事業
売上高は11,013百万円となり、前年同四半期と比べ375百万円(3.5%)の増収となりました。セグメント利益は4,459百万円と同期比170百万円(4.0%)の増益となりました。
その他
建築請負工事の受注が減少したため、売上高は60百万円となり、前年同四半期と比べ50百万円(45.6%)の減収となりました。セグメント損失は3百万円となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。