半期報告書-第61期(平成26年3月1日-平成27年2月28日)

【提出】
2014/11/27 16:39
【資料】
PDFをみる
【項目】
78項目

業績等の概要

(1) 業績
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、消費税引上げに伴う駆け込み需要の反動が見られたものの、雇用情勢の改善などを受け、一部に弱さを残しつつ緩やかな回復基調が続いた。
当不動産業界では、オフィス賃貸市場において、各企業の事業拡大などを背景とする需要増により東京ビジネス地区の空室率低下が進み、賃料水準も徐々に底打ちの気配が出るなど、回復軌道が見え始めた。一方、住宅分譲市場については、消費税の引上げや建築費の高騰により供給戸数の削減を余儀なくされた。
当社グループは、このような事業環境下、各事業活動に全力で取り組んだ結果、当中間連結会計期間の営業収益は106億1千1百万円で前中間連結会計期間と比較して15億円の増収(16.4%増)、営業利益は23億7百万円で5億3千6百万円の増益(30.3%増)、経常利益は24億3千6百万円で6億2千7百万円の増益(34.6%増)となっている。
主力の建物賃貸事業では、テナント誘致に努めた結果、主力の「世界貿易センタービル」「ThinkPark Tower」がともに空室率の改善を果たし、当中間連結会計期間の営業収益は、前中間連結会計期間と比較して6億2千1百万円増収(9.2%増)の73億3千2百万円、営業利益は6億6千9百万円増益(29.8%増)の29億1千万円となっている。
建物管理受託事業の当中間連結会計期間の営業収益は、前中間連結会計期間と比較して2億7千3百万円減収(20.6%減)の10億5千2百万円、営業利益は2千9百万円減益(13.0%減)の1億9千7百万円となっている。
不動産販売事業の当中間連結会計期間の営業収益は、神奈川県平塚市の「オーシャンステイツ湘南平塚オリビアシティ」の引渡開始などがあったため、前中間連結会計期間と比較して12億5千1百万円増収(1,027.2%増)の13億7千3百万円、営業利益は7千4百万円増益(前中間連結会計期間は営業損失4千4百万円)の2千9百万円となっている。
その他の事業[ブライダル(結婚式)・コンファレンス(貸会議室・展示場)・駐車場・バスターミナル・展望台他および子会社事業]の当中間連結会計期間の営業収益は、ブライダル受注件数の減少などにより、前中間連結会計期間と比較して9千9百万円減収(10.4%減)の8億5千2百万円、営業損失は4千9百万円減益(前中間連結会計期間は営業利益37百万円)の1千1百万円となっている。
さらに、当中間連結会計期間において、固定資産の売却に係る特別利益9億1千8百万円を計上した結果、税金等調整前中間純利益は33億5千5百万円となり、中間純利益は前中間連結会計期間と比較して9億5千5百万円増益(85.5%増)の20億7千3百万円となっている。
(2) キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前中間連結会計期間末と比べ103億9千5百万円増加し、166億5千2百万円となった。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における営業活動におけるキャッシュ・フローは、34億4千6百万円の資金の増加(前中間連結会計期間比+29億3千8百万円)となった。これは法人税等の支払額9億5千8百万円、未払金の減少額4億7百万円等による資金の減少があったものの、税金等調整前中間純利益33億5千5百万円、たな卸資産の減少額9億4千3百万円等による資金の増加があったことによるものである。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、36億3百万円の資金の増加(前中間連結会計期間比+24億4百万円)となった。これは有価証券の償還等によるものである。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、18億4千3百万円の資金の減少(前中間連結会計期間比+1億7千9百万円)となった。これは短期借入金の返済等によるものである。