当連結会計年度において当社グループは、鉄軌道事業の基盤整備を中心に設備投資を行いました。その実施した総額は、前連結会計年度に比べ41億15百万円増加し、522億36百万円(前期比8.6%増)となりました。
セグメントごとの設備投資の主な内訳は次のとおりであります。
交通事業では、鉄軌道事業については、主として当社において名古屋本線知立駅付近などの高架化を進めたほか、通勤型車両14両を導入しました。バス事業については、名鉄バス㈱において車両更新を46両行ったほか、岡崎営業所の建替えを行いました。その他、タクシー事業については、次世代タクシー「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」を導入するなど車両の更新を進め、交通事業全体では188億29百万円(前期比0.0%増)を実施しました。
運送事業では、トラック事業において車両の更新を進めたほか、海運事業については、太平洋フェリー㈱において新船建造計画を進めるなど、運送事業全体では87億68百万円(前期比17.6%増)を実施しました。
不動産事業では、当社において「meLiV(メリヴ)」ブランド3棟目の賃貸マンションとなる「meLiV堀田」を名古屋本線堀田駅前に竣工させたほか、名鉄不動産㈱において新規賃貸ビルを取得したほか、「ホテルミュッセ銀座名鉄」を建設するなど、不動産事業全体では、128億73百万円(前期比1.0%増)を実施しました。
レジャー・サービス事業では、中央アルプス観光㈱において「ホテル千畳敷」の耐震補強を含む改修工事を行うなど、レジャー・サービス事業全体では10億56百万円(前期比40.1%減)を実施しました。
流通事業では、名鉄産業㈱において販売管理システムの更新を行うなど、流通事業全体では11億69百万円(前期比49.9%増)を実施しました。
その他の事業では、カーリース用車両の更新のほか、ヘリコプターの更新を進めるなど、その他事業全体では95億39百万円(前期比45.6%増)を実施しました。

	当連結会計年度(百万円)		対前期増減率(%)
交通事業	18,829		0.0
運送事業	8,768		17.6
不動産事業	12,873		1.0
レジャー・サービス事業	1,056		△40.1
流通事業	1,169		49.9
その他の事業	9,539		45.6
計	52,236		8.6
消去又は全社	―		―
合計	52,236		8.6