有価証券報告書-第106期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/26 8:40
【資料】
PDFをみる
【項目】
107項目

コーポレート・ガバナンスの状況

(1) 【コーポレート・ガバナンスの状況】
① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
当社はコーポレート・ガバナンスについて、法令遵守の徹底、株主利益の重視及び経営の透明性確保を基本理念として経営にあたっている。また、経営の透明性確保の見地から情報開示への積極的な取組みを重視し、迅速かつ正確なディスクロージャーに努めている。
② 会社の機関の内容及び内部統制システムの整備の状況
(ア) 会社の機関の基本説明
当社は企業統治に関して、取締役会及び監査役会制度を基本としている。監査役会は3名で構成されているが、そのうち社外監査役は2名である。社外からの経営監視機能を取り入れるため、これらの社外監査役を選任している。
(イ) 会社の機関の内容及び内部統制システム整備の状況
取締役会については、取締役会規則を制定して、原則として毎月1回開催し、法定の事項はもとより当社の経営に関する重要事項については、取締役会決議によって決定している。監査役会については、原則として毎月1回開催し、監査役会が決定した監査計画に基づいて厳格に監査を行っている。また、当社は、監査役会による監査を柱とする経営監視体制を通じて内部統制システムの整備・運用状況を監視している。
(ウ) 内部監査及び監査役監査の組織
当社は、内部監査の充実を図るため監査部(人員は3名)を設置し、監査役会、会計監査人と連携しながら、本社並びにグループ各社の業務監査及び会計監査を効率的に実施している。
監査役会は、社外監査役2名を含む監査役3名で構成され、監査役会で決定した監査計画に基づいて業務監査を行うとともに、代表取締役とは必要に応じ意見交換を行うこととしている。また、会計監査人とは年数回の会議や監査役会への出席を通じて意見交換を行っている。
(エ) 会計監査の状況
会計監査人については、えひめ有限責任監査法人と監査契約(会社法及び金融商品取引法に基づく)を締結し、適正な会計監査を受けている。また、代表取締役とは年数回のディスカッション等を実施し、適宜、報告を行い適切な助言・指導を得ている。
なお、業務を執行した会計監査人は以下のとおりである。
えひめ有限責任監査法人 指定有限責任社員・業務執行社員 山﨑 誠
えひめ有限責任監査法人 指定有限責任社員・業務執行社員 山田 智章
監査業務に係る補助者の構成は、公認会計士2名、日本公認会計士協会準会員3名である。
(オ) 社外監査役との関係
社外監査役の一色昭造氏は石崎汽船㈱代表取締役社長、一色哲昭氏は㈱愛媛銀行相談役である。当社とそれぞれの会社との関係については、石崎汽船㈱は当社の持分法適用関連会社であり、㈱愛媛銀行は、一般的な取引条件の下で、同行からの資金借入等の取引を行っている。
③ リスク管理体制の整備の状況
当社のリスク管理体制は、中核事業である電車・バスの公共交通の特性から安全運行、事故防止を目的とし、業務の適切な運営と内部管理の徹底を図り、法令遵守に留意した経営および事業運営を行っている。
④ 役員報酬の内容
当事業年度における当社の取締役及び監査役に対する報酬等は、次のとおりである。
取締役 14名98,272千円
監査役 3名17,770千円
計 17名116,042千円

監査役3名のうち、社外監査役2名の報酬等の額は5,856千円である。
なお、上記報酬等の額には、当事業年度に繰り入れた役員賞与引当金及び役員退職慰労引当金が含まれている。また、平成25年6月25日開催の第105期定時株主総会終結時をもって退任した取締役4名に対する報酬等の額及び員数が含まれている。
⑤ その他
(ア) 取締役の数
当社の取締役は17名以内とする旨を定款で定めている。
(イ) 取締役の選任決議要件
当社は、取締役の選任決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行い、累積投票によらないものとする旨を定款で定めている。
(ウ) 中間配当の決定機関
当社は、株主への安定的な利益還元を行うため、取締役会の決議によって中間配当を行うことができる旨を定款に定めている。
(エ) 株主総会の特別決議要件
当社は、株主総会の円滑な運営を行うことを目的として、会社法第309条第2項に定める決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨を定款で定めている。