有価証券報告書-第106期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/26 8:40
【資料】
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【項目】
107項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 財政状態
当連結会計年度末の財政状態は、総資産について前連結会計年度末に比べ2.9%増の614億5,547万1千円となった。
流動資産は、現金及び預金と受取手形及び売掛金が増加したことにより、前連結会計年度末に比べ4.1%増の190億9,014万6千円となった。
固定資産は、有形固定資産の減価償却により簿価が減少したものの、投資有価証券の時価評価の上昇により、前連結会計年度末に比べ2.4%増の423億6,313万3千円となった。
当連結会計年度末の負債の合計は、前連結会計年度末に比べ1.5%増の261億6,892万2千円となった。
流動負債は、短期借入金の減少により、前連結会計年度末に比べ1.7%減の192億5,679万7千円となった。
固定負債は、長期借入金と繰延税金負債の増加により、前連結会計年度末に比べ12.0%増の69億1,212万4千円となった。
当連結会計年度末の純資産は、利益剰余金とその他有価証券評価差額金の増加により、前連結会計年度末に比べ3.9%増の352億8,654万9千円となった。
今後も、当社グループは、経営環境の変化に対応した効果的な事業運営を進め、利用客の利便性の向上や収益性の増加を目的とした効率的な設備投資を継続的に行い、財務基盤の強化に努めて行く考えである。
(2) 経営成績
当連結会計年度の経営成績については、営業収益について自動車販売修理業などの増収により、前連結会計年度に比べ2.1%増の543億435万4千円となり、諸経費節減に努めたものの、運輸業等営業費及び売上原価と販売費及び一般管理費を控除した営業利益は、前連結会計年度に比べ5.6%減の14億8,340万6千円となった。
営業外損益については、持分法による投資利益の増加や支払利息の減少などにより、営業外収益から営業外費用を差し引いた純額は、2億734万円の利益計上となった。
以上の結果、経常利益は前連結会計年度に比べ3.5%減の16億9,074万7千円となった。
特別損益については、工事負担金等受入額や受取損害賠償金などにより、特別利益から特別損失を差し引いた純額は9,335万2千円の利益計上となった。
以上の結果、税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度に比べ26.8%増の17億8,409万9千円となり、法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額、少数株主利益を加減した当期純利益は、前連結会計年度に比べ27.0%増の11億5,504万円となった。
今後も、連結グループにおいては、前連結会計年度に引き続き中核事業である運輸事業の再生を基本に諸施策に取組み、経営の効率化と業績の向上に努め、経営基盤を強化すべく施策を実施する考えである。
(3) キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況については、「1 業績等の概要」に記載している。