有価証券報告書-第125期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/29 15:19
【資料】
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【項目】
103項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度における我が国の経済は、経済政策・経済対策による企業収益の上昇や雇用環境の改善など、景気は緩やかながら回復の兆しが見られた。しかしながら一方では、世界各地での政情不安や新興国経済の景気減速、国内における消費税率引上げ後の影響など、先行き不透明感が完全には払拭しきれない状況となっている。
このような情勢の中、当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、引き続き安全輸送対策の推進や地球環境への対応等、積極的に取り組みながら、経営の効率化や改善に努めた結果、売上高は3,162,368千円と前連結会計年度に比べ1,501千円増加となった。費用面においては、車両償却費の増加があったものの人件費を中心にコスト削減に努めた結果、経常利益は207,817千円と前連結会計年度に比べ34,139千円増加となり、当期純利益は191,516千円と前連結会計年度に比べ47,503千円増加となった。
セグメントの業績は次のとおりである。
バス事業
当事業は、売上高が2,257,811千円(前年同期比0.4%増)となったものの、減価償却費の増加等により、営業利益は13,540千円(前年同期比50.9%減)となった。
航空代理店事業
当事業は、売上高が543,362千円(前年同期比1.4%増)となり、営業利益は140,724千円(前年同期比16.0%増)となった。
駐車場事業
当事業は長期賃貸契約が主であり、売上高は110,909千円(前年同期比11.5%減)となり、営業利益は80,455千円(前年同期比15.3%減)となった。
その他
その他には、旅行斡旋、受注整備、物品等販売及び受託バス事業が含まれており、売上高は250,284千円(前年同期比0.3%減)となり、営業利益は52,924千円(前年同期比9.3%増)となった。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ45,990千円増加し、当連結会計年度末は319,930千円となった。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は当連結会計年度では564,019千円(前年同期比29.5%増)であったが、これは税金等調整前当期純利益の計上及び減価償却費の計上が主な要因である。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は当連結会計年度では28,011千円(前年同期比3.8%減)であったが、これは有形固定資産の取得による支出が主な要因である。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は当連結会計年度では490,017千円(前年同期比58.2%増)であったが、これは割賦債務及びリース債務の返済が主な要因である。