訂正有価証券報告書-第67期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2015/06/17 16:01
【資料】
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【項目】
113項目

事業等のリスク

経営成績および財政状態に関するリスク等のうち、投資者の判断に重要な影響をおよぼす可能性のある主なものは、以下のとおりです。
① 設備投資、保守管理費用
物流事業において連結子会社である鈴与シンワ物流株式会社の所有設備の芝浦倉庫においては、築20年以上経過し、外壁塗装等の補修が必要になってきており、引き続き補修を検討しております。
また、賃貸事業における自社所有の東扇島冷蔵倉庫において、第二冷蔵倉庫(第2期棟)の自動倉庫システムのリニューアル工事および第一冷蔵倉庫(第1期棟)の設備機器の更新や補修を毎年計画的に実施しております。
② データセンターおよびクラウド事業の採算
グループ企業と連携したデータセンター事業においては、採算面での改善は進んでおり、当期は当社単独およびグループとしても黒字を維持し拡大しております。今後も適切な設備/機器の増強、サービス拡充を行い、さらなる採算改善に努力してまいります。
③ 電力需給対策として実施される瞬間最大使用電力規制による影響
データセンター事業においては、今夏も計画停電等電力制限の可能性は残っており、自家発電設備での対応が必要となることも考えられますが、それに必要な燃料についてはグループ企業から供給を受けるルートができております。一方、自家発電稼動の場合のコストアップが懸念材料であります。
また、営業事務所も含めエレベーター稼働制限等、可能な限りの設備面での節電を実施中であり、今後も実施していく予定であります。
④ 電気料金値上げによる影響
データセンター事業においては相当量の電力を使用しており、昨年度を含む電気料金値上げによりコスト増となっております。値上げ分はデータセンター利用のお客様にご負担をお願いしており、徐々に回収が進んでおります。今後も、全額回収を目指し、ご協力頂けるよう調整を進めてまいります。
⑤ 固定資産の減損処理
現在使用している資産で減損の対象となった資産はありませんが、時価評価の基礎を固定資産税評価額においているため、実勢価額から乖離する可能性があります。
⑥ トラブル・プロジェクト
情報サービス事業では、当期において損益に重大な影響を与えるトラブル・プロジェクトは発生いたしませんでしたが、それが発生いたしますと収益面に重大な影響をおよぼす可能性があるため、全社的な品質管理制度の運用と人材教育をとおして、リスクを最小限に抑えるべく、努力してまいります。
⑦ 陸運事業の事業環境
連結子会社である鈴与シンワ物流株式会社が、実運送子会社のシンワ運輸東京株式会社とともに行っているセメント輸送では、生コン・新規現場への輸送量拡大が、小麦粉輸送では輸送品質のさらなる向上が課題であり、また昨今の燃料軽油価格高騰への対策が急務であります。