有価証券報告書-第74期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/29 14:40
【資料】
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【項目】
112項目

事業等のリスク

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。
なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(平成27年6月29日)現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 事業環境の変動によるリスク
当社グループの主たる事業である港湾運送及び倉庫を中心とする物流事業において、貨物の荷動きは、国内外の経済環境や社会情勢の影響を受けます。事業環境の変動によっては、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
(2) 自然災害によるリスク
当社グループの事業拠点が大規模な台風・地震等の自然災害に見舞われた場合は、事業の継続に支障が生じるとともに設備の修復に多額の費用を要することとなり、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
(3) 法令遵守にかかるリスク
当社グループは、通関業法をはじめ、港湾運送事業法等の物流及び流通に関係する法令の対象になっております。当社グループは、コンプライアンスを経営の最重要事項として認識しておりますが、法的規制等により日常業務が制限された場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(4) 保有資産の時価変動によるリスク
今後、事業用資産(土地・建物等)の時価が大幅に下落し、かつ当該資産から充分なキャッシュ・フローが見込めない場合には、減損処理をする可能性があります。
また、投資有価証券につきましては、将来における投資先企業の業績不振、証券市況の悪化などにより時価あるいは実質価額が著しく下落し、その回復の可能性があると認められない場合は、減損処理が発生する可能性があります。
これらの減損処理を行うことにより、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
(5) 金利変動によるリスク
当社グループは借入金の金利変動リスクを軽減する目的で、金利スワップの利用や固定金利及び社債での調達などを行っております。しかし、有利子負債の約4割は変動金利による借入金であるため、金利の上昇によっては損益に影響を及ぼす可能性があります。
(6) 為替レートの変動によるリスク
当社グループが海外進出しているタイ国において、収益・費用、資産・負債を含むタイバーツ建ての項目は、連結財務諸表の作成のために円換算されております。換算時の為替レートの変動により、円換算後の価値に影響を受ける可能性があります。