有価証券報告書-第91期(平成26年1月1日-平成26年12月31日)

【提出】
2015/03/26 13:59
【資料】
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【項目】
101項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 財政状態の分析
当連結会計年度末における資産合計額は、77,700百万円と前連結会計年度末に比べ1,835百万円(2.4%)増加いたしました。
流動資産は12,105百万円と前連結会計年度末に比べ2,810百万円(30.2%)増加いたしました。これは、現金及び預金並びに有価証券の取得による増加が主な要因であります。
固定資産は65,595百万円と前連結会計年度末に比べ974百万円(1.5%)減少いたしました。有形固定資産については、新在宅投票システム(SPAT4)及び大型ウォーターアトラクション「DEKASLA」等の投資を行ったものの、減価償却費及び競馬場スタンド等の除却がかさみ、前連結会計年度末に比べ1,425百万円(2.3%)減少いたしました。無形固定資産については、新在宅投票システム(SPAT4)のソフトウエア構築等により、前連結会計年度に比べ498百万円(210.7%)増加いたしました。投資その他の資産については、上場株式等の時価変動により投資有価証券が186百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ47百万円(1.5%)減少いたしました。
当連結会計年度末における負債合計額は、24,136百万円と前連結会計年度末に比べ956百万円(4.1%)増加いたしました。
流動負債は3,041百万円と前連結会計年度末に比べ1,145百万円(60.4%)増加いたしました。これは、未払金が294百万円及び未払法人税等が317百万円並びに未払消費税等が326百万円それぞれ増加したことなどによるものであります。
固定負債は21,095百万円と前連結会計年度末に比べ188百万円(0.9%)減少いたしました。これは、長期預り金の減少などによるものであります。
当連結会計年度末における純資産合計額は、53,564百万円と前連結会計年度末に比べ878百万円(1.7%)増加いたしました。これは、期末配当金及び中間配当金により857百万円減少いたしましたが、当期純利益を1,831百万円計上したことに伴い利益剰余金が973百万円増加したことが主な要因であります。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末の69.4%から68.9%に下がり、1株当たり純資産額は前連結会計年度末の184.32円から187.43円に増加いたしました。
(2) 経営成績の分析
当連結会計年度の連結業績における売上高については、「ウィラ大森ビル」の一部テナントの退去によりサービス事業において減収となったものの、公営競技事業において、新在宅投票システム稼働に伴う発売対象レースの増加などにより増収となったほか、倉庫賃貸事業においても「勝島第2地区ABC棟・一般棟」の通期稼働により増収となりました。また、遊園地事業においても、ウォーターアトラクション「DEKASLA」新設に加えて、新規事業を開始したことなどにより増収となりました。
この結果、売上高は17,804百万円と前連結会計年度に比べ1,605百万円(9.9%)増収となりました。
売上原価は、新在宅投票システム(SPAT4)に係る保守費用等が低減できたことにより、12,045百万円と前連結会計年度に比べ118百万円(1.0%)減少となりました。
一般管理費は1,430百万円で前連結会計年度に比べ111百万円(8.4%)増加、この結果、営業利益は4,329百万円と前連結会計年度に比べ1,612百万円(59.4%)の増益となりました。
営業外収益については、受取配当金25百万円、線下補償料10百万円、受取保険金18百万円、営業外費用については、支払利息99百万円を計上いたしました。この結果、経常利益は4,301百万円と前連結会計年度に比べ1,659百万円(62.8%)の増益となりました。
特別利益については、固定資産売却益118百万円を計上しております。また、特別損失については、2号スタンド及び旧SPAT4システム等の固定資産除却損849百万円及び三条場外発売所等の減損損失335百万円を計上いたしました。この結果、税金等調整前当期純利益は3,177百万円と前連結会計年度に比べ524百万円(19.8%)の増益となりました。
法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額の合計は1,346百万円と前連結会計年度に比べ312百万円(30.2%)増加いたしました。この結果、当期純利益は1,831百万円と前連結会計年度に比べ212百万円(13.1%)の増益となりました。また、1株当たり当期純利益は前連結会計年度の5.66円から6.41円に増加いたしました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、有形固定資産の取得による支出2,342百万円、無形固定資産の取得による支出799百万円、法人税等の支払額1,048百万円などによる支出に対し、税金等調整前当期純利益3,177百万円、減価償却費3,050百万円、有形及び無形固定資産除却損849百万円などによる収入により、前連結会計年度末に比べ804百万円増加し、5,659百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払額1,048百万円などに対し、税金等調整前当期純利益3,177百万円、減価償却費3,050百万円、有形及び無形固定資産除却損849百万円などにより、6,392百万円の収入となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の償還による収入4,500百万円などに対し、有価証券の取得による支出5,700百万円、有形固定資産の取得による支出2,342百万円などにより、4,621百万円の支出となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額852百万円、長期借入金の返済による支出100百万円などにより、966百万円の支出となりました。