有価証券報告書-第62期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/26 12:02
【資料】
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【項目】
52項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。財務諸表の作成に当たっては、決算日における資産・負債の報告数値および偶発資産・負債の開示、ならびに報告期間における収入・費用の報告数字に影響を与える見積りについては、過去の実績や状況に応じ、合理的と見られる見積りおよび判断によって行っています。
(2)当事業年度の経営成績の分析
来場者総数は35,451名で前年比524名増加(1.5%増)し、原発事故の風評被害による来場者も回復傾向を見せはじめ、また、ゴルフ人口の減少によるプレー料金の低廉化が進む厳しい経営環境が続く中、営業収益は703,641千円、前年比44,222千円(6.7%増)の増収となりました。当事業年度においては、ここ数年続いていた損失計上から、20,481千円の当期純利益計上となりました。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
天候不順及び台風、冬季の降雪によるクローズ等により、来場者数の減少及びプレー料金の低価化が経営成績に重要な影響があります。
(4)戦略的現状と見通し
少子高齢化などの影響によるプレー料金の低廉化が進み、ゴルフ場間の集客競争は一段と激しさを増しておりますので、より一層、ソフト、ハード面の向上に努め来場者の増加をはかっております。
(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
第61期に続いての黒字計上となったものの、キャッシュ・フローの現金及び現金同等物の残が6年間で232,887千円減少して当期末の残高も減少しており、早期に収支の均衡をはかることが必要になっております。キャッシュ・フロー状況は、「1業績等の概要、(2)キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。
(6)経営者の問題意識と今後の方針について
当社の経営陣は、現在のゴルフ界の事業環境が厳しく、来場者数が健全経営を維持できる数に達していないと思っております。来場者増加を図ること及び諸経費の圧縮に取組みながら、サービスの質を低下させることなく、健全経営の強化に努めております。