有価証券報告書-第58期(平成26年10月1日-平成27年9月30日)

【提出】
2015/12/16 13:08
【資料】
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【項目】
59項目

業績等の概要

(1)業績
当事業年度におけるわが国経済は、政府の経済政策や日銀の金融緩和政策及び円安効果等により、企業収益等が改善され、基調としては緩やかな回復傾向となりました。しかしながら個人消費は、円安の進行による輸入原材料の値上がり等による物価の上昇に賃金の伸びが追いつかず、依然として不透明な状況であります。
ゴルフ業界におきましては、プレー料金の低下価格化は歯止めがかかってきたものの集客競争は、依然として厳しい状況にあります。
このような状況のなか、当社は、ひろのコースにおいては、コース内のカート道路の整備及び電磁誘導化を図り、より快適にプレーしていただけるようになりました。また、よかわコースにおいては、「スタジオアリス女子トーナメント」を開催し知名度を高め来場者の誘致に積極的な営業活動を行いました結果、当事業年度の業績は、増収となりました。
営業面(売上高)では、当事業年度の来場者は70,720人と前期を1,606人(2.3%)上回り、営業収益は、905百万円と前期より1百万円(0.1%)の増加となりました。
一方、営業費用面は、経費の節減、合理化に努めました結果、減価償却費112百万円を含め933百万円と前期より31百万円(△3.3%)減少いたしました。
この結果、営業損失は、28百万円(前期は61百万円の営業損失)、経常利益は、3百万円(前期は29百万円の経常損失)、法人税等の計上により当期純利益は、16百万円(前期は23百万円の当期純損失)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業キャッシュ・フローが62百万円となり、有形固定資産の取得による支出33万円、長短借入れによる収入295百万円、長短借入金の返済による支出217百万円及び社債の償還による支出84百万円等により当事業年度末は、前事業年度末と比較して5百万円減少の32百万円(前事業年度末38百万円)となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
当事業年度における営業活動の結果得られた資金は、62百万円(前期比50百万円減)となりました。これは税引前当期純利益3百万円、減価償却費112百万円の計上があったことによるものであります。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
当事業年度における投資活動の結果使用した資金は36百万円(前期比49百万円減)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出33百万円によるものであります。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
当事業年度における財務活動の結果使用した資金は、32百万円(前期比6百万円減)となりました。これは主に短期借入れによる収入135百万円と長期借入れによる収入160百万円があり、短期借入金70百万円と長期借入金147百万円の返済及び社債84百万円を償還した結果であります。