有価証券報告書-第56期(平成27年1月1日-平成27年12月31日)

【提出】
2016/03/25 9:31
【資料】
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【項目】
66項目

業績等の概要

(1)業績
当期におけるわが国は、明るい兆しも見えてはきたが、実体経済としては、まだまだ厳しい状況が続いている。国内においては長期に亙り安定した運営が期待される安倍政権ではあるが、いわゆるアベノミクスの第三の矢の効果が表れてくるにはまだ時間がかかると考える。円安効果もあり上場企業の決算見通しは大変良い状況であり、大企業を中心として賃金の上昇も進みつつあるが、経済の回復の実感は、中小・零細の企業には届いていないのが現状である。国外に目を向けるとイスラム国というテロ集団の暗躍による中東情勢の悪化、米国国内での銃乱射事件、原油価格の暴落、南米発のジカ熱の感染拡大等、世界規模で政治・経済の先行きは不透明感を増してきている。当社がある中部地区はトヨタ自動車の営業利益が過去最高の予想が出るなど、明るい話題も出てきてはいるが、それがゴルフ場入場者増に繋がるにはまだまだ時間が必要と考える。当期も冬から春先にかけての厳しい寒さ、2月の降雪による休業や夏の酷暑等厳しい状況であった。しかしながら社員の営業努力の結果、来場者が4,565名の増となり、売上も前期より21,540千円増加した。人件費・経費等の圧縮は実現したが、特別損失の計上等により、当期の業績内容については、売上高339,680千円、当期純損失39,574千円となった。
(2)キャッシュ・フローの状況
当期における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前期末より66,005千円減少し(前年同期間より15,375千円支出が増加)その期末残高は、70,561千円であった。
これは、税引前当期純損失が39,031千円と前期より15,799千円損失が減少したことにより、営業活動による支出が26,341千円減少したものの、投資活動による収入が前期より41,716千円減少したことによる。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当期は、営業活動により47,844千円の資金の支出となり、前期より26,341千円支出が減少した。これは、税引前当期純損失の減少等が主な要因である。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による支出は、16,921千円となり、前期に比べ41,716千円収入が減少した。主な要因は、投資有価証券の売却による収入が206,156千円、取得による支出が195,000千円及び定期預金の払戻による収入が20,000千円減少したことが主な要因である。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当期は、リース債務の返済により、財務活動による支出は、1,239千円と前期と同額であった。