有価証券報告書-第56期(平成27年1月1日-平成27年12月31日)

【提出】
2016/03/25 9:31
【資料】
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【項目】
66項目

事業等のリスク

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがある。当社は、事業等のリスクが発生する可能性を認識した上で、その発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存である。
なお、以下の文中には将来に関する事項が含まれているが、当該事項は当事業年度末(平成27年12月31日)時点において判断したものである。
(1)天候不順・災害発生等の影響について
当社の事業であるゴルフ場事業は、天気・気温など天候要因によって来場者数が変動しやすい事業である。悪天候による一定の影響は見込んでいるが、来場者数が増加する春・秋の土日祝祭日の悪天候、梅雨の長雨及び長期にわたる夏季の高温、冬季の降雪に伴う積雪による長期の営業休止などが発生した場合、来場者数の減少により当社の業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性がある。また予期し得ない気象条件の変化、火災・地震などの自然災害、病害虫の発生などにより、芝の育成状態をはじめとするコースコンディションが損なわれた場合、長期間にわたる営業休止はもとより多額の復旧費用が必要となる可能性がある。
(2)売上単価の減少について
ゴルフ場の競合により価格引き下げ競争が甚だしく、年々売上単価の下落傾向が見られる。当社としては経費の節減に努め、利益の確保を図っているが、これも限界になってきている。
(3)名義変更料収入の減少について
当社会員権の売買・相続又は同一法人内の会員登録変更などにより発生する名義変更料収入は、景気動向および会員権相場の影響を受けやすいため、年々減少の傾向にある。事前の収入予想が難しい事から当社の業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性がある。
(4)借地使用の影響について
当社の経営するゴルフ場用地の大部分が借地である。地主(学校法人廣池学園)との関係は良好であるが、将来的に地主との契約更新が出来ない事態が発生した場合、事業の継続に重要な影響を及ぼす可能性がある。
(5) 減損会計の影響について
当社は、平成27年12月末現在729,807千円の有形固定資産を有しているが、これらの回収可能額が、帳簿価格を下回る場合は、減損の必要が生じ、当社の財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性がある。
(6) 継続企業の前提について
当社は、平成21年12月期以来連続して経常損失、当期純損失を計上している。この状態が継続し債務超過となる
恐れが出てきた場合には、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が生じることとなる。