有価証券報告書-第47期(平成25年10月1日-平成26年9月30日)

【提出】
2014/12/25 11:21
【資料】
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【項目】
58項目

業績等の概要

当社はゴルフ場事業しか行っておりませんのでセグメントごとの記載はしておりません。
(1) 業績
当事業年度における我が国の経済は、政府主導によるデフレ脱却・経済再生を目的とした経済対策「アベノミクス」の効果により、輸出関連企業を中心とした大幅な業績回復に加え、為替相場の円安、株式相場の株高など、徐々に景気回復の傾向が見られます。また、消費税増税による個人消費の落ち込みが懸念されておりましたが、おおむね想定の範囲内で推移しているとの見方が多く、景気に与える影響は軽微であったと思われます。
しかしながら、当社の属するゴルフ業界においては、不況の影響によるゴルフプレーヤーのプレー回数の減少などに加え、同業他社との低価格競争による客単価の低下など、依然として非常に厳しい経営環境にあります。
このような経営環境の中、当社は営業活動の強化による大口コンペの誘致、道後温泉を中心としたホテル等とのパッケージ販売の強化、ホームページ等を活用した営業告知の充実等に加えて、スポンサー杯のオープンコンペ化や、ネット予約業者との提携によるビジター顧客の集客強化に努力して参りました。また、設備面におきましては、コースメンテナンスに使用する大型作業機械の更新や乗用カートの更新などを積極的に進めると同時に、No.18ホールの緊急防球対策を実施するため、大幅なコース改修を行って参りました。財政面では前事業年度に引き続き役員報酬の減額などの経費節減の施策を継続して実施し、収支改善に努めて参りました。
こうした営業努力により、営業収益は354,255千円と前事業年度に比し529千円(0.1%)の増収となりました。営業利益では経費節減の影響により、5,704千円の利益と1,285千円(29.1%)の増加となりました。また、経常利益におきましても9,492千円となり940千円増加となり、最終的な当期純損益におきましても11,112千円の利益を計上することができ8,617千円の増加になりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フロー及び投資活動によるキャッシュ・フローが増加したものの、財務活動によるキャッシュ・フローが減少したため、前事業年度に比し3,652千円(20.7%)減少し、当事業年度末には13,999千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、前事業年度に比し12,474千円増加の45,493千円となりました。これは主に税引前当期純損益が9,492千円の利益となった為であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、前事業年度に比し78,757千円増加の40,429千円となりました。これは主に定期預金の払戻しによる収入が増加した為であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、前事業年度に比し92,310千円減少の△89,576千円となりました。これは主に会員からの長期預り金を返済した為であります。