有価証券報告書-第47期(平成25年10月1日-平成26年9月30日)

【提出】
2014/12/25 11:21
【資料】
PDFをみる
【項目】
58項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 当事業年度の経営成績の分析
前事業年度から実施した料金改定の効果により、営業収益は529千円増加し354,255千円となり、営業損益では経費節減の効果により1,285千円の増加となりました。最終的な当期純損益においては、前事業年度に比し8,617千円の増加となり11,112千円の利益となりました。
(2) 経営成績に重要な影響を与える要因
当社の事業性格上、経営成績に重要な影響を与える要因は、社会全般の景気の状況あるいは気象状況等外部の要因であります。しかし、それは同業他社も同様であり、設備の充実またはサービスの改善が将来の経営に重要な影響を与えると考えます。
(3) 財政状態の分析
①流動資産
流動資産は、前事業年度末に比し47,905千円減少し、84,005千円となりました。これは主として定期預金が減少した為であります。
②固定資産
固定資産は、前事業年度に比し5,837千円減少し、2,222,412千円となりました。これは主として、設備投資額が減価償却費を下回った為であります。
③流動負債
流動負債は、前事業年度に比し6,066千円増加し、66,766千円となりました。これは主として固定資産の取得により未払金が増加したためであります。
④固定負債
固定負債は、前事業年度に比し70,921千円減少し、1,822,609千円となりました。これは主として、会員からの長期預り金を返済した為であります。
⑤純資産
純資産は、前事業年度に比し11,112千円増加し、417,041千円となりました。これは当期純損益が11,112千円の利益となった為であります。
⑥キャッシュ・フローの状況
当事業年度のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが税引前当期純損益が9,492千円の利益となったことなどにより、前事業年度に比し12,474千円増加し45,493千円となり、投資活動によるキャッシュ・フローが定期預金の払戻による収入が増加したことなどにより、前事業年度に比し78,757千円増加し40,429千円となりました。一方、財務活動によるキャッシュ・フローは、会員からの長期預り金を返済したことなどにより、前事業年度に比し92,310千円減少し△89,576千円となりました。その結果、当事業年度末の現金及び現金同等物は前事業年度に比し3,652千円減少し13,999千円となりました。
(4) 経営者の問題認識と今後の方針
欧州の景気低迷や中国の景気減速懸念など不安要素はあるものの、昨年末の政権交代による新たな経済対策への期待感から円安・株高へ向かいつつあり景気回復の傾向が見られます。
こうした経済情勢の中、ゴルフ場経営は依然として厳しい経営環境にあるという認識の上で、同業他社との料金値下げ競争とは一線を画し、人的なサービスの向上や高品質なコース整備などにより、コスト意識に基づいた適正料金での来場者確保を目指して努力していくことが、今後の基本的な方針であります。