有価証券報告書-第49期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/24 14:50
【資料】
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【項目】
193項目

退職給付関係

(退職給付関係)
1.採用している退職給付制度の概要
当社及び一部の連結子会社は、確定給付型の制度として、規約型確定給付企業年金制度及び退職一時金制度、確定拠出型の制度として、確定拠出年金制度を設けております。また、従業員の退職等に関して、退職給付会計に準拠した数理計算による退職給付債務の対象とされない割増退職金を支払う場合があります。
当社については、2011年2月1日より退職給付制度として確定給付企業年金法に基づく規約型確定給付企業年金制度、2016年10月1日より確定拠出年金制度を採用しております。
2.確定給付制度
(1)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
前連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
退職給付債務の期首残高27,440百万円24,665百万円
勤務費用1,7711,523
利息費用132126
数理計算上の差異の発生額△2,190△273
退職給付の支払額△791△579
連結範囲の異動△1,696△194
退職給付債務の期末残高24,66525,269

(注) 一部の連結子会社は、退職給付債務の算定にあたり、簡便法を採用しております。
(2)年金資産の期首残高と期末残高の調整表
前連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
年金資産の期首残高22,227百万円21,432百万円
期待運用収益336354
数理計算上の差異の発生額13△762
事業主からの拠出額1,2051,249
退職給付の支払額△469△318
連結範囲の異動△1,881
年金資産の期末残高21,43221,954

(3)退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産の調整表
前連結会計年度
(2019年3月31日)
当連結会計年度
(2020年3月31日)
積立型制度の退職給付債務23,609百万円24,355百万円
年金資産△21,432△21,954
2,1772,400
非積立型制度の退職給付債務1,056913
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額3,2333,314
退職給付に係る負債3,2663,344
退職給付に係る資産△32△30
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額3,2333,314

(4)退職給付費用及びその内訳項目の金額
前連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
勤務費用1,771百万円1,523百万円
利息費用132126
期待運用収益△336△354
数理計算上の差異の費用処理額507343
過去勤務費用の費用処理額8787
その他159
確定給付制度に係る退職給付費用2,1791,735

(注) 簡便法を採用している連結子会社の退職給付費用は、勤務費用に計上しております。
(5)退職給付に係る調整額
退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
前連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
過去勤務費用87百万円87百万円
数理計算上の差異2,609△115
合 計2,697△28

(6)退職給付に係る調整累計額
退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
前連結会計年度
(2019年3月31日)
当連結会計年度
(2020年3月31日)
未認識過去勤務費用△284百万円△372百万円
未認識数理計算上の差異1,9372,140
合 計1,6521,768

(7)年金資産に関する事項
① 年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりであります。
前連結会計年度
(2019年3月31日)
当連結会計年度
(2020年3月31日)
一般勘定45%47%
債券2423
株式1515
オルタナティブ(注)1413
その他22
合 計100100

(注)オルタナティブは、リスクの分散を図る目的で投資を行っており、投資対象は主にヘッジファンドであります。
② 長期期待運用収益率の設定方法
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しております。
(8)数理計算上の計算基礎に関する事項
主要な数理計算上の計算基礎
前連結会計年度
(2019年3月31日)
当連結会計年度
(2020年3月31日)
割引率0.56%0.56%
長期期待運用収益率1.7%1.7%

(注)数理計算上の計算基礎には、上記以外に予想昇給率等が含まれます。当社はポイント制度を採用しております。給付の基礎となる給与は、職能ポイントと勤続ポイントで構成されており、職能ポイントについて年齢別昇給指数を使用しております。
3.確定拠出制度
当社及び一部の連結子会社の確定拠出年金制度への要拠出額は、前連結会計年度570百万円、当連結会計年度は754百万円であります。