有価証券報告書-第19期(平成25年10月1日-平成26年9月30日)

【提出】
2014/12/22 15:10
【資料】
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【項目】
115項目

業績等の概要

(1) 業績
当期における当社を取り巻くビジネス環境は、最大商戦期である3月には携帯キャリアのキャッシュバック・キャンペーン等の影響によりスマートフォン販売台数が一時的に伸びましたが、4月以降はその反動があり、スマートフォン普及率もすでに過半数を超えていることから、スマートフォン販売台数に一服感が見られました。
そのような環境のもと、当社では、最大商戦期(3月)を中心に積極的なプロモーションを展開し、スマートフォン有料会員数の拡大に注力しました。また、4月以降は全国主要都市に営業拠点を順次設置し、携帯ショップをきめ細かくサポートできる体制を構築しました。その結果、平成26年9月末の同有料会員数は540万人(前年同期末比64万人増)となりました。
一方、フィーチャーフォン有料会員数においては純減ペースが鈍化傾向にありますが、引き続きスマートフォンへの移行が進んでいることにより、平成26年9月末で246万人(同82万人減)となりました。これらの結果、平成26年9月末の有料会員数合計は786万人(同18万人減)となりました。
売上高は、連結子会社Jibe Mobile株式会社での特需がなくなりましたが、他社コンテンツの販売促進を行うリアルアフィリエイト事業の拡大や、携帯キャリア系月額定額使い放題サービス向け売上高の拡大等により、30,985百万円(前年同期比2.7%増)とわずかながら増収となりました。売上総利益についても、原価率の低い売上高の構成比が増えたことにより25,996百万円(同4.7%増)と増益となりました。
営業利益および経常利益は、売上総利益の増益に加え、広告宣伝費が前期と比べて減少したことを主因に販売費及び一般管理費が減少したため、それぞれ2,557百万円(同122.5%増)、2,519百万円(同125.0%増)となりました。当期純利益についても、特別損失の増加や法人税等の増加がありましたが、経常利益の増益により1,337百万円(同159.0%増)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物は4,782百万円となり、前連結会計年度末比1,366百万円の増加となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況および要因は次のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払いがありましたが、税金等調整前当期純利益や減価償却費等により3,600百万円の資金流入(前連結会計年度は3,483百万円の資金流入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に無形固定資産(主にソフトウエア)の取得による支出により1,867百万円の資金流出(前連結会計年度は2,389百万円の資金流出)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に配当金の支払いにより375百万円の資金流出(前連結会計年度は414百万円の資金流出)となりました。