有価証券報告書-第23期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/26 17:15
【資料】
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【項目】
102項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度における売上高は20,027百万円(対前期比30.4%増)、営業利益は3,432百万円(同比56.0%増)、経常利益は3,382百万円(同比58.9%増)、当期純利益は2,467百万円(同比19.8%増)となりました。
各セグメントの業績は次のとおりであります。
(資産運用事業)
当事業では、主に日本の富裕層のお客様に対する収益不動産を活用した資産運用コンサルティングを行い、お客様の個々の資産運用ニーズに合致した具体的な収益不動産商品を開発することで、お客様にとって真に価値のある投資機会を提供致します。
当事業の四半期会計期間毎の売上高推移は、第1四半期4,375百万円、第2四半期5,589百万円、第3四半期1,824百万円、第4四半期5,035百万円となっており、第3四半期の売上減少分を、第4四半期に売上増加させるには至りませんでした。これは、第4四半期の期初時点で、販売用不動産を当初想定の水準まで仕入れることができていなかった為です。
以上の結果、当連結会計年度の資産運用事業の売上高は16,824百万円(対前期比45.7%増)、セグメント利益は3,193百万円(同比117.1%増)となりました。
(プロパティマネジメント事業)
当事業では、主に資産運用事業において、お客様が当社から購入され保有されている収益不動産に関する賃貸管理や建物管理のサービスを行っております。
当連結会計年度は、当初予想とほぼ同水準となり、売上高は1,172百万円、セグメント利益は213百万円となりました。
(サービシング事業)
当事業は、主に連結子会社であるグローバル債権回収株式会社が、銀行等の金融機関から、主に自己勘定にて債権を購入し、これらの債権の管理回収等の業務を行っております。
当連結会計年度においては、保有する買取債権からのきめ細かな回収活動が進捗し、セグメント売上高は1,439百万円と当初予想をほぼ達成し、当初計画を上回る回収実績を上げることができました。またセグメント利益は422百万円と当初予想を上回りました。
(その他の事業)
当事業においては、連結子会社である株式会社アセット・ホールディングスが保有するゴルフ場の「レーサム ゴルフ&スパ リゾート」を運営しております。
例年、当ゴルフ場では、冬季の雪による営業停止は3日前後でありますが、当連結会計年度においては、平成26年(2014年)2月に2度の豪雪に見舞われ、16日間の営業停止を余儀なくされました。しかし、大雪直後にスタッフ一丸となって復旧に取り組みお客様をお迎えする体制を迅速に整えたこと、また年間を通してコースコンディションとサービスの水準向上にきめ細かく取り組んできたことで、売上高は591百万円と前年並みを確保し、セグメント利益は9百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、前連結会計年度末に比べて4,069百万円増加し、8,318百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な変動要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金は、8,056百万円の減少となりました。主な増加要因は、資産運用事業における販売用不動産の販売高16,824百万円、サービシング事業における債権回収高1,439百万円であり、主な減少要因は、資産運用事業における仕入高23,473百万円、サービシング事業における債権買取購入高313百万円、販売費及び一般管理費の支出等であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金は、26,860百万円の増加となりました。主な増加要因は、土地の売却による収入26,995百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金は、14,741百万円の減少となりました。これは、有利子負債の返済額19,679百万円が、新規の借入額4,400百万円を上回ったことによるものであります。