有価証券報告書-第24期(平成25年10月1日-平成26年9月30日)

【提出】
2014/12/18 11:07
【資料】
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【項目】
107項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、消費税増税以降景気回復が減速した感があり、企業業績についても円安効果はあったものの、業績・業態等により、明暗が分かれる結果となりました。
移動体通信業界では、スマートフォンの販売シェアが拡大するなか、ソフトバンクモバイル株式会社及びKDDI株式会社に続き、昨年から株式会社NTTドコモもiPhoneの販売を開始しており、ソフトバンクモバイル株式会社は海外での展開を積極的に行うなど、引続き活況を呈しております。
当社は、当連結会計年度におきまして、ソフトバンクモバイル株式会社の優良オーナーとして、各店舗の総合力向上に努め、積極的な営業展開を継続してまいりました。また、採算性を勘案し、ソフトバンクショップ4店舗を閉鎖し、2店舗を権利譲渡いたしました。この結果、期末店舗数は60店舗(直営58店舗、FC2店舗)の店舗展開となった他、平成26年10月1日からFCで運営するソフトバンクショップ1店舗を直営といたしました。
移動体通信機器販売関連事業につきましては、平成26年6月末現在で携帯電話の普及台数が14,106万台を超えましたが、店舗数が減少した他、下期に入りiPhone6の発売を前にした買い控えの影響もあり、当連結会計年度における移動体通信機器の販売台数は減少し、新規・機種変更を合わせ163,278台(前期比8.7%減)となり、その内訳は、新規が70,568台(前期比0.4%減)、機種変更が92,710台(前期比14.2%減)となりました。また、新たに太陽光発電事業に参入し、平成26年9月に岐阜県恵那市に「エスケーアイ岩村発電所」を開設し、順調に稼動しております。この結果、売上高は14,405百万円(前期比7.7%減)、営業利益は367百万円(前期比26.2%減)となりました。
保険代理店事業につきましては、子会社である株式会社セントラルパートナーズにおいて、平成26年4月に新潟県新潟市に新潟支店を開設いたしました。今後更に体制の強化・充実を図り、営業効率を強化して販売力と生産性の向上に繋げるほか、複数の保険会社の新商品の取扱を継続しております。この結果、当連結会計年度における売上高は1,196百万円(前期比12.9%増)、営業利益は178百万円(前期比43.7%減)となりました。
また、葬祭事業につきましては、子会社であるエスケーアイマネージメント株式会社で平成22年7月に葬儀会館「ティア西尾」を、平成22年11月に葬儀会館「ティア桑名」を、平成23年11月に葬儀会館「ティア知多」および葬儀会館「ティア東海」を各々オープン後、平成25年7月には葬儀会館「ティア碧南」をオープンし、今後の需要を見据えた積極的な営業政策を継続しております。この結果、当連結会計年度における売上高は570百万円(前期比20.7%増)、営業損失は4百万円(前期は71百万円の営業損失)となりました。
なお、不動産賃貸・管理事業につきましては、子会社であるエスケーアイ開発株式会社で平成19年8月に大型立体駐車場「エスケーアイパーク法王町」を名古屋市千種区にオープン後、稼働率が順調に推移しております。また、平成26年3月に賃貸マンション「センチュリースクエア千種」を売却し、新たな事業展開に備えております。当連結会計年度における売上高は105百万円(前期比17.7%減)、営業損失は7百万円(前期は11百万円の営業利益)となりました。
以上の結果、当連結会計年度における当社グループの業績は、売上高は16,258百万円(前期比5.6%減)、営業利益は539百万円(前期比29.1%減)、経常利益は556百万円(前期比27.7%減)、当期純利益は363百万円(前期比2.0%増)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動および投資活動による資金の増加を、財務活動による資金の減少に充てた結果、前連結会計年度末に比べ163百万円増加し、当連結会計年度末は1,872百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フローについて)
営業活動による資金の増加は、248百万円(前期比55.4%減)となりました。これは税金等調整前当期純利益が799百万円(前期比2.7%減)となったものの、売上債権および仕入債務の増減額で176百万円の資金の減少(前期比58.8%減)および法人税等の支払額で400百万円の資金の減少(前期比5.0%減)となったことなどによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フローについて)
投資活動による資金の増加は、436百万円(前期は647百万円の減少)となりました。これは、有形固定資産の売却による収入1,123百万円(前期比488.7%増)のほか、有形固定資産の取得による支出647百万円(前期比27.4%減)などによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フローについて)
財務活動による資金の減少は522百万円(前期は302百万円の増加)となりました。これは長期借入金の返済による支出554百万円(前期比255.8%増)があったことなどによるものです。