当社はこのような経済環境の中、当連結会計年度より経営陣を強化し、新生トライアイズとして再出発しています。具体的には事業再構築に向けて人的資本の充実に加え、資本コスト、およびESG経営の考え方を意識し、社会課題を解決するビジネスの実現に向きあい、積極的にSDGsへの取り組みを行うことによって企業価値を高めています。
当社グループの当第3四半期連結累計期間の売上高は、453百万円(前年同期比24.2%減)と前年同期を下回る結果となりました。しかし、建設コンサルタント事業において採算性の高い案件を効率的に実行したこと及び投資事業において未稼働物件の固定費負担がなくなり収益性が改善したことにより、原価率は前年同期より改善する結果となりました。そして、前連結会計年度より引続き固定費の削減に努め、販売費及び一般管理費は261百万円(前年同期比5.1%減)と前年同期を下回る結果となりました。しかし、売上総利益の減少を賄うには至らず、当第3四半期連結累計期間では22百万円の営業損失(前年同期は38百万円の営業損失)となりました。
営業外収益については、受取利息43百万円及び海外連結子会社の有償減資に伴う為替差益158百万円等を計上した結果、221百万円となりました。営業外費用は、借入金に係る利息5百万円等を計上した結果6百万円となりました。この結果、191百万円の経常利益(前年同期は105百万円の経常損失)となりました。
2023/11/13 15:34