有価証券報告書-第58期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/24 15:36
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研究開発活動

当社グループの事業セグメントである「保守サービス」、「システム展開サービス」、「サプライサービス」及び「運用サポートサービス」をとおして、当社は顧客のニーズに沿ったサービスを提案・提供できるよう、さらには顧客満足度の一層の向上を図るために、主に保守サービス技術分野、システム展開サービス技術分野及び運用サポートサービス技術分野で研究開発活動を行っております。
保守サービス技術分野では、顧客のITシステムを安定稼動させる保守事業領域を主な研究対象とし、効率的で効果的な保守を実現する研究開発及び顧客ニーズに合わせてハードウェア及びソフトウェアを総合したサポートサービスにつながる研究開発を行っております。
システム展開サービス技術分野及び運用サポートサービス技術分野では、顧客のITシステムの導入から業務運用領域を主な研究対象とし、運用改善や効率化に直結するソリューションを提供するため、最新技術及び最適製品を組み合わせたシステム設計・構築支援サービス及び運用支援・ヘルプデスク・運用監視等のITマネジメントサービスにつながる研究開発を行っております。なお、当連結会計年度の研究開発費は軽微であります。
具体的な研究開発活動及び成果の主なものは次のとおりであります。
(1) 保守サービス技術分野
カスタマエンジニアの保守作業を支援するツールや技術の開発を進めています。当連結会計年度は、カスタマエンジニアがお客さま先から作業手順書の閲覧や作業報告書を提出するために携行する端末とその情報提供方法について研究を行いました。これにより従来はノートパソコンが主体でしたが、作業内容や移動手段に合わせてタブレットPCをはじめスマートフォン等の端末を選択したときにも作業時に必要な情報を漏れなくかつ効率良く一括提供することが可能となり、作業品質の向上と保守作業の効率化を図ることを目指しています。
(2) システム展開サービス技術分野及び運用サポートサービス技術分野
a.システム展開サービスのひとつとして、スマートデバイスを用いてお客さまの業務プロセスを変革する方法や、生産性を高める方法について技術開発を進めています。当連結会計年度は、社内SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やBYOD(Bring your own device)などの技術を活用し、コミュニケーションの活性化や、お客さま業務の生産性向上について研究しました。これにより、お客さまに価値のあるスマートデバイスソリューションを提供し、顧客満足度の向上に繋げることを目指しています。
b.IT機器の運用サポートサービスにおいて使用する遠隔監視に関する技術の開発を進めています。当連結会計年度は、セキュアなデータ転送方式(データコネクト)を活用したリモート監視方式について研究しました。これにより、お客さまにより充実した運用サポートサービスを提供し、顧客満足度の向上に繋げることを目指しています。
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