有価証券報告書-第26期(令和2年10月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2021/12/16 15:05
【資料】
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【項目】
110項目

事業内容

当社は、「常に本質を究め、誠実性と公正性をもって真の社会的付加価値を創造する」という経営理念の下、「次世代の医療を支える革新的な技術及びサービスを迅速かつ効率的に社会に提供し続ける」ことにより、人々の健康と“Quality of Life(生活の質)”の向上に資することを使命として、細胞加工業及び再生医療等製品事業を展開しております。
当社の当事業年度末における事業内容は次のとおりであります。
なお、次の2部門は「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。
① 細胞加工業
細胞加工業では、企業、大学、医療機関/研究機関等から、臨床用の細胞加工及び治験用の細胞加工物製造の受託、再生・細胞医療のバリューチェーン事業、細胞培養加工施設の運営管理、細胞加工技術者の派遣・教育システムの提供等を行っております。
ⅰ)細胞加工業について
細胞加工業のビジネスモデルを図示すると、以下のとおりであります。
0101010_001.png
(参考)2021年9月30日現在の主な当社契約医療機関
名称住所
医療法人社団滉志会 瀬田クリニック東京東京都千代田区神田駿河台2-1-45ニュー駿河台ビル3階
国立病院機構大阪医療センター大阪府大阪市中央区法円坂2-1-14
医療法人社団葵会 AOI国際病院神奈川県川崎市川崎区田町2-9-1
一般社団法人健康医学協会 粒子線がん相談クリニック東京都千代田区紀尾井町4-1

0101010_002.png※ 免疫細胞治療を希望する患者の多くは、既に他の医療機関で一般的な治療を受けており、契約医療機関を受診する際には、これまでの病歴等、診療上十分な医療情報を共有することが必要となることから、医療機関同士が連携して医療が行われております。また、免疫細胞治療を希望する患者のうち、医療上の理由等で、契約医療機関を受診できない患者については、患者の要請に基づき、他の医療機関で治療を実施される場合があります。この場合、他の医療機関と契約医療機関では、医療連携として十分な医療情報の交換がなされ、共同で治療が実施されます。
ⅱ)バリューチェーン事業について
バリューチェーン事業を図示すると、以下のとおりであります。
0101010_003.png※ 契約医療機関は、当社の細胞医療技術に限らず、独自の再生・細胞医療技術に係る臨床研究等を行っております。
(参考)2021年9月30日現在の当社契約医療機関
名称住所
国立大学法人金沢大学石川県金沢市角間町ヌ7
学校法人順天堂 順天堂大学東京都文京区本郷2-1-1

当社は、このようなサービスを医療機関に提供することにより、再生・細胞医療の普及発展、難治性疾患の治療に貢献するとともに、事業の拡大を図ってまいります。
② 再生医療等製品事業
再生医療等製品事業では、当社で行う研究開発のみならず、これまで継続的に行ってきた大学病院等との共同研究を通じて、再生医療等製品の製造販売承認を取得してまいります。同時に、国内外で行われている再生医療等製品の開発動向にも注目し、国内外の有望な技術・物資等を持つ企業等とのアライアンスにより、パイプラインの拡充を視野に入れた活動も行っております。
再生医療等製品事業について
再生医療等製品事業のビジネスモデルを図示すると、以下のとおりであります。
0101010_004.png再生医療等製品事業においては、再生医療等製品の製造・販売承認を取得し、上市・販売するための研究開発を行っております。