有価証券報告書-第45期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/27 8:34
【資料】
PDFをみる
【項目】
128項目

対処すべき課題

(1) 会社の経営の基本方針
当社グループは、次の4つを恒久的な経営理念として掲げ、その実現に努めております。
[経営理念]
・リース事業を通じて企業活動をサポートし、社会の発展に貢献する。
・顧客第一主義に徹し、最高のサービスを提供する。
・創造と革新を追求し、株主・市場から評価される企業を目指す。
・自ら考え積極的に行動する社員を育て、働き甲斐のある職場を創る。

(2) 中期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題
当社グループは、平成26年4月から新たに2014年度~2016年度中期経営計画「Value Creation 300」(以下、「新中計」)をスタートさせました。
新中計の初年度である2014年度は当社グループにとって上場10周年の節目となります。当社グループはこれまでの10年で、本業であるリース事業の比重が高い伝統的な型で成長を実現してきました。しかし、近年はリース市場の縮小が進み、国内リース事業の収益が低下するなど、事業環境は大きく変化しております。
2014年度から2016年度はこれから10年の「次なる成長ステージ」の入口となる3ヵ年です。新中計では、リース事業を主体としながらもリース以外の収益増強を図り、「収益性の高い事業ポートフォリオへの変革」を進めていきます。
「リース事業の進化・高度化」と「新たな事業分野の開拓」を営業の2軸に据えて、これから10年の新しい姿に向けた『進化・変革』に取り組んでまいります。
新中計の戦略は次のとおりです。
<ビジネス戦略>お客様の課題を解決してお客様にとって新しい価値を創造する「ソリューション & バリュー クリエイション」をキーコンセプトに4つの戦略を設定しております。
1 課題解決・付加価値創造による収益力の強化
2 戦略的なリスクテイク・出資・M&Aによる領域拡大
3 みずほ連携による顧客基盤の強化
4 グループ戦略による事業基盤の強化
成長ドライバーとなる戦略分野として以下を設定し、重点的に強化してまいります。
・ 航空機ビジネス
・ 不動産リース
・ ファイナンス事業
・ 海外事業
・ リテール事業(SFC事業)
更に、今後も成長が期待できる再生可能エネルギー分野や環境関連事業、将来のIFRS(国際財務報告基準)導入を見据えた会計サービス事業にも取り組んでまいります。
<マネジメント戦略>ビジネス戦略を支えるマネジメント戦略としては、「経営資源の強化」と「生産性の向上」を掲げております。
[経営資源の強化]
1 戦略的人員アロケーション(人員配置)の推進
2 資金調達力の強化
3 機動的な資本政策の実施
4 戦略を支える経営インフラの充実
[生産性の向上]
1 業務の合理化・効率化
2 ローコスト・オペレーションの徹底