有価証券報告書-第28期(平成25年6月1日-平成26年5月31日)

【提出】
2014/08/25 9:21
【資料】
PDFをみる
【項目】
101項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度(平成25年6月1日~平成26年5月31日)におけるわが国経済は、政府による経済対策や金融政策等の成果により、引き続き円安水準を維持し、輸出産業を中心に企業業績は堅調に推移しました。また、消費税増税を前に駆け込み需要を中心に個人消費及び住宅購入が旺盛に推移しました。ただ、ここ数年、世界経済のけん引役であった新興国の成長鈍化や本年4月に実施された消費税増税の影響等を考慮すると不透明な部分も残されております。
このような状況のもと、玩具市場は、個人消費が改善傾向にあり、前連結会計年度に比べて堅調に推移しているものの、一部の人気キャラクター関連商品に人気が集中し、その他は全体的に低調に推移し、厳しい状態にあります。
当社グループは、このような厳しい業界環境を考慮し、前連結会計年度に引き続き、当連結会計年度も固定費の削減に努め、将来に向けた事業組織の基盤の再構築を目指し事業を推進してまいりました。
しかしながら、当連結会計年度における業績は、一部の主力OEM製品シリーズ等は計画に対し、堅調に推移しましたが、その他、新規を中心とした多くのOEM製品販売は計画を下回ることとなりました。また、当連結会計年度において売上予算の多くを占めておりましたオリジナル商品販売等は、「ゴミントルわんこ」、「富士山バンク3776」等の期待の商品シリーズの拡販に積極的に努めましたが、期中を通して低調に推移しました。
以上の結果、当連結会計年度の連結業績は、売上高は9億37百万円(前期比57.1%減)となりました。
利益面におきましては、売上高が大幅に減少したため、営業損失は4億17百万円(前期は営業利益25百万円)、経常損失は4億20百万円(前期は経常利益25百万円)、当期純損失は4億25百万円(前期は当期純利益19百万円)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、使用した資金は1億32百万円(前年同期は11百万円の獲得)となりました。これは主に売上債権の減少による収入3億56百万円があり、一方で、税金等調整前当期純損失が4億20百万円、仕入債務の減少による支出40百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、獲得した資金は5百万円(前年同期は34百万円の獲得)となりました。これは投資事業組合からの分配による収入5百万円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、獲得した資金は2億51百万円(前年同期は2億52百万円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出2億77百万円があり、一方で、長期借入金による収入5億30百万円があったことによるものであります。