有価証券報告書-第17期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/23 15:27
【資料】
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【項目】
72項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 財政状態
当社は、適切なる流動性の維持、事業活動のための資金確保、及び健全なバランスシートの維持を財務方針としています。
当事業年度末の総資産は、10,272百万円(前事業年度末比2.4%増、245百万円の増加)となりました。流動資産は9,125百万円(前事業年度末比1.8%増、162百万円の増加)、固定資産は1,146百万円(前事業年度末比7.9%増、83百万円の増加)となりました。
流動資産増加の主な要因は、現金及び預金が404百万円、社債の償還等に伴い有価証券105百万円が減少したものの、売掛金が151百万円、未収入金が470百万円増加したためであります。
なお、未収入金の増加は、オンラインカード決済宿泊予約の決済タイミングを、事前からチェックアウト後に変更したことを主な理由とするものであります。
固定資産増加の主な要因は、無形固定資産が104百万円、繰延税金資産49百万円が減少したものの、有形固定資産が5百万円、投資有価証券が200百万円、その他31百万円が増加したためであります。
なお、償還期限が1年以内となった社債402百万円を投資有価証券から流動資産の有価証券に振替て表示しております。
当事業年度末の負債合計は3,716百万円(前事業年度末比0.8%減、30百万円の減少)となりました。流動負債は3,676百万円(前事業年度末比0.5%減、19百万円の減少)となりました。
流動負債減少の主な要因は、未払金が245百万円、未払消費税が146百万円増加したものの、預り金が456百万円減少したためであります。
なお、預り金の減少は、オンラインカード決済宿泊予約の決済タイミングを、事前からチェックアウト後に変更したことを主な理由とするものであります。
純資産につきましては、6,556百万円(前事業年度末比4.4%増、276百万円の増加)となりました。自己資本比率は、63.4%(前事業年度62.4%)となりました。1株当たり純資産は前事業年度末の209円76銭から221円69銭へと増加いたしました。
また、当事業年度末における資金は3,785百万円(前事業年度末比9.5%減、399百万円の減少)となっております。
(2) 経営成績
間際まで予約を受け付けられるインターネット予約サイトの強みを活かし、当社の各サービスは概ね堅調に推移してまいりました。
「宿泊予約」(「一休.com」及び「一休.comビジネス」)の取扱施設数は当事業年度末において、2,588施設となり、前事業年度末の2,410施設から178施設増加しました。販売宿泊室数は約189万室(前期約173万室)、販売取扱高は50,512百万円(前期42,381百万円)となり、一室あたりの平均単価は26,603円(前期24,455円)となりました。その結果、手数料収入は5,293百万円(前期4,513百万円)と大幅に増加しました。
「その他」(「一休.comレストラン」、「贈る一休」及び「一休.comスパ」)の手数料収入は1,251百万円(前期930百万円)となりました。
「広告収入、その他」は73百万円(前期85百万円)となりました。
営業収益は6,619百万円(前期比19.7%増)となりました。一方、営業費用は、一休プレミアサービスによるポイント費用の増加や、新規会員獲得のための広告宣伝費等が増加したため、4,416百万円(前期比25.3%増)となりました。これらの結果、営業利益2,202百万円(前期比10.0%増)、経常利益2,270百万円(前期比9.7%増)、当期純利益1,406百万円(前期比15.2%増)となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
第2[事業の状況] 1[業績等の概要]の(2)キャッシュ・フローの状況に記載のとおりであります。