有価証券報告書-第25期(平成26年1月1日-平成26年12月31日)

【提出】
2015/03/30 17:01
【資料】
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【項目】
98項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 財政状態の分析
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ63,970千円増加し、1,377,570千円となりました。
当連結会計年度の流動資産は、前連結会計年度末と比較し243,666千円増加し1,102,823千円となりました。主な増加は、現金及び預金210,578千円、商品及び製品27,753千円、繰延税金資産10,000千円であり、主な減少は、売上債権44,279千円であります。
当連結会計年度の固定資産は前連結会計年度末と比較し179,696千円減少し274,746千円となりました。主な増加は、工具器具備品23,869千円、長期貸付金7,543千円であり、主な減少は、のれん111,245千円、投資有価証券100,299千円であります。
当連結会計年度の流動負債は前連結会計年度末と比較し150,984千円増加し1,083,359千円となりました。主な増加は、前受金98,261千円、短期借入金38,001千円であり、主な減少は、1年内返済予定の長期借入金43,930千円であります。
当連結会計年度の固定負債は前連結会計年度末と比較し86,225千円減少し87,469千円となりました。主な減少は、長期借入金46,122千円、繰延税金負債39,836千円であります。
当連結会計年度の純資産は前連結会計年度末と比較し789千円減少し206,741千円となりました。主な増加は、当期純利益に伴う利益剰余金66,136千円であり、主な減少は、その他有価証券評価差額金71,769千円であります。
(2) 経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度における売上高は2,881,920千円(前年同期比15.3%増)となりました。各事業部門ごとの売上高及び構成比は、ネットワークソリューション事業が1,899,951千円(前年同期比25.8%増)で65.9%、ネットワークサービス事業が981,969千円(前年同期比0.7%減)で34.1%となっております。
ネットワークソリューション事業につきましては、Fortinet社商品を始めとするセキュリティ関連商品や無線LANのAruba社商品が好調に推移し、前年同期を上回りました。
ネットワークサービス事業につきましては、マネージドVPNサービスを始めとする当社独自のサービス商品が順調に推移し、ネットワーク構築等のサービス及び保守も堅調に推移しましたが、子会社㈱イノコスの保守の落ち込みが大きく、前年同期を下回りました。
(売上原価、売上総利益)
当連結会計年度における売上原価は1,819,678千円(前年同期比26.9%増)、売上総利益が1,062,241千円(前年同期比0.3%減)となりました。売上原価率は、前年同期の57.4%から63.1%へと5.7ポイント増加いたしました。この結果、売上高総利益率は36.9%(前年同期42.6%)となりました。
(営業利益)
当連結会計年度における営業利益は28,789千円(前年同期比49.7%減)となりました。
販売費及び一般管理費は同程度であったものの、営業利益は前年同期を下回りました。売上高販売費及び一般管理費比率は前年同期の40.3%から35.9%と4.4ポイント減少し、営業利益率は1.0%(前年同期2.3%)となりました。
(営業外損益、経常利益、特別損益)
当連結会計年度における営業外損益は20,594千円の損失(前年同期21,269千円の損失)を計上しております。
主なものは、営業外費用の支払手数料3,151千円、支払利息6,963千円、為替差損11,243千円であります。この結果、経常利益は8,195千円(前年同期比77.2%減)となり、売上高経常利益率は0.3%(前年同期1.4%)となりました。
当連結会計年度における特別損益は64,805千円の利益(前年同期102,286千円の損失)を計上しております。
主なものは、特別利益の投資有価証券売却益66,929千円、特別損失の投資有価証券評価損2,249千円であります。
(当期純利益)
当連結会計年度における当期純利益は66,136千円(前年同期 当期純損失102,895千円)となりました。これにより、売上高当期純利益率は前年同期の△4.1%から2.3%へと大きく改善いたしました。1株当たり当期純利益は
70円07銭(前年同期 1株当たり当期純損失109円03銭)となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末と比較し210,778千円増加し318,095千円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期と比べ212,476千円収入が増加し、300,821千円の収入となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益73,000千円に対し、減価償却費77,506千円、のれん償却額111,245千円、前受金の増加額98,261千円、売上債権の減少額44,279千円があった一方で、投資有価証券売却益66,929千円、たな卸資産の増加40,390千円があったことによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期と比べ76,255千円支出が減少し、42,857千円の支出となりました。これは主に、投資有価証券の売却による収入66,929千円があった一方で、有形固定資産の取得による支出82,573千円、投資有価証券の取得による支出13,445千円、貸付による支出7,125千円があったことによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同期と比べ63,760千円支出が減少し、47,881千円の支出となりました。これは主に、短期借入金の純増額38,001千円があった一方で、長期借入金の純減額90,052千円があったことによるものです。