有価証券報告書-第15期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/28 16:39
【資料】
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【項目】
94項目

研究開発活動

当社グループの研究開発活動は、既存パッケージソフトウェアeBASEシリーズ(基本アプリケーションやミドルウェア等)のバージョンアップと、新規eBASEオプションソフトウェア開発等があります。両者ともに開発部がこれを担当しており、必要に応じて、社外開発会社と共同して開発作業を行うこともありますが、eBASE-PLUS社を含むグループ社内開発を基本としております。当連結会計年度のeBASE事業における研究開発費は49,222千円となっており、当連結会計年度に以下の開発を完了しリリースしました。
① CMS(Content Management Sysytem)開発プラットフォーム「ミドルウェアeBASE」の機能強化
データの高度な管理要件に対し、商品属性毎に異なる仕様の管理項目情報をユーザーが自由に定義し、且つ、商品グループとしてデータベース管理が出来る「eB-SKU」、階層ツリー型データ構造を実現する「eB-IRM」のミドルウェア機能強化を行いました。更に、"eBASE"のノンプログラミング画面作成ツール「eB-designer」、ロジック開発言語「eB-script」に対し、より簡単にロジック開発が可能な「eB-script(E/L)」、シナリオテストを自動化する自動検証ツール「eB-script/st」を開発し、高品質低コストなアプリケーション構築環境を強化致しました。ミドルウェア機能としてスマートフォン、タブレット端末対応を継続し、顧客管理、名刺管理システムの機能強化も継続して行いました。
②「eBASE」のクラウド対応機能強化
食品業界向け「FODDS eBASE Cloud」では、オンプレミス環境だけでなく、パブリッククラウド環境でも稼働できるよう機能強化を継続して行いました。NB(ナショナルブランド)商品の食の安全情報を、メーカー企業/小売企業間で効率的に交換できる商材探しクラウドサービス「食材えびす」の機能強化を継続的に行いました。
③ eB-Pointサービスの拡充
eBASE管理データの他システム連携を支援する「eB-foods/CSV出力」機能をリリースしました。
また、eB-PointServiceのユーザー操作画面のリニューアルを行い、保有するeB-Pointを企業内で分け合う「eB-Point共有」機能などの機能強化をリリース致しました。
④ 「FOODS eBASE」のバージョンアップ
平成27年4月に施行された食品表示法対応機能として、主に「添加物の別枠表示」、「添加物のアレルギー物質の個別アレルギー対応」、「機能性表示食品、栄養機能食品、指定医薬部外品等の認証情報の入力」の段階的開発及びリリースを行いました。また、生産者・圃場情報、使用農薬・肥料情報や、作業別栽培計画、生産 履歴情報等の「農産品栽培計画、栽培実績管理」情報のデータベース化、企業間データ交換を可能とする、農産品仕様書管理システム「eB-fresh/nousan」をリリース致しました。