有価証券報告書-第9期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/23 15:44
【資料】
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【項目】
146項目

経営上の重要な契約等

1.技術受入契約
当社グループが提供を受けている主な技術受入契約は以下のとおりです。
契約会社名相手先国名技術受入契約の内容契約期間
株式会社
JVCケンウッド
Dolby Laboratories Licensing Corporation米国DVDプレーヤー/レコーダー、ビデオカメラ、デジタルテレビ等に関する特許実施権平成20年10月から
特許権満了日まで
株式会社
JVCケンウッド
MPEG LA, LLC米国AVC/H.264 エンコーダー/デコーダー、デジタルチューナー等に関する特許実施権平成22年1月から
特許権満了日まで

2.技術援助を与えている契約
当社グループが提供している主な技術援助に係る契約は以下のとおりです。
契約会社名相手先国名技術援助契約の内容契約期間
株式会社
JVCケンウッド
アルダージ株式会社日本ARIB規格関連製品に関する特許再実施権の許諾平成19年1月から
最終特許満了日まで
株式会社
JVCケンウッド
One-Blue, LLC米国BD&DVD規格関連製品に関する特許再実施権の許諾平成23年9月から
最終特許満了日まで
株式会社
JVCケンウッド
MPEG LA, LLC米国HEVC規格関連製品に関する特許再実施権の許諾平成26年5月から
最終特許満了日まで

3.吸収分割契約
当社は、平成28年12月22日開催の取締役会において、平成29年2月24日付で当社子会社のGPIの発行済株式100株のうち60株をAZ-Star 1号投資事業有限責任組合(以下「AZ-Star」)に、40株を兼松株式会社(以下「兼松」)に譲渡するとともに、平成29年3月1日付で当社のカードプリンター事業(以下「本事業」)をGPIに吸収分割(以下「本吸収分割」)することを決議しました。
会社分割の概要は、以下のとおりです。
(1)会社分割の目的
当社が手掛ける本事業は、独自の昇華印刷技術とメカトロニクス技術を生かしたハードウエアの販売とインクなどの消耗品の供給増加により、安定した収益を確保してきました。
一方で、市場参入企業の増加による競争激化、サードパーティーの参入によるインクの価格下落など、市場環境が大きく変化しています。
このような事業環境の変化に加えて、当社における他の事業とのシナジーも見込めないことに鑑み、企業投資ファンドの運営・管理を手がけるAZ-Star株式会社とカードプリンターだけでなく幅広いプリンター事業をグローバルに展開する兼松の傘下で事業運営を行っていくことが、本事業の今後の成長につながるものと判断しました。
今後は売却先のひとつである兼松グループと当社グループとの間において、本事業に限らずさまざまな事業分野での業務協業や事業化に向けた取り組み等を実施していく予定です。
(2)会社分割の方法
当社を吸収分割会社とし、GPIを吸収分割承継会社とする吸収分割の方式です。
(3)会社分割の期日
本吸収分割の決議日 平成28年12月22日
本吸収分割契約の締結日 平成28年12月22日
本吸収分割の効力発生日 平成29年3月1日
(注) 本吸収分割は、当社においては会社法第784条第2項に規定する簡易吸収分割であるため、株主総会の決議による承認を受けることなく本吸収分割を行いました。
(4)分割に際して発行する株式及び割り当てられる株式の数その他の財産
平成29年2月24日付で当社子会社のGPIの発行済株式100株のうち60株をAZ-Starに、40株を兼松に譲渡した後、3,966百万円の金銭を対価として吸収分割を行います。吸収分割に際して発行する株式はありません。
(5)割当株式数の算定根拠
本吸収分割にあたり、GPIは当社に対して、本事業に関して有する資産、負債、契約上の地位その他の権利義務の対価として、3,966百万円を交付します。
(6)分割するカードプリンター事業の経営成績
本吸収分割対象事業の
平成28年3月期の実績
(百万円)
売上高4,082

(7)分割した資産・負債の状況(平成29年3月1日現在)
資産金額(百万円)負債金額(百万円)
流動資産1,472流動負債1,155
固定資産52固定負債454
合計1,524合計1,609

(8)GPIの概要
代 表 者 代表取締役社長 相神 一裕
住 所 東京都港区芝浦一丁目2番1号
資 本 金 25万円
事業内容 電気・電子機器器具の製造販売