有価証券報告書-第47期(平成25年10月1日-平成26年9月30日)

【提出】
2014/12/19 16:24
【資料】
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【項目】
121項目

研究開発活動

(1)研究開発活動の方針
当社グループは、多様化、高度化する顧客ニーズを発掘し、それに応える技術・製品を研究開発し、提供することを基本方針としております。さらに、独自の技術によって、市場そのものを開拓する「市場創造型の開発」に取り組んでおります。この目的達成のため、
1.顧客(市場)ニーズに合致した製品の開発
2.高品質製品の開発
3.高付加価値製品・サービスの開発
を主眼としております。
(2)研究開発活動の体制
当社グループの研究開発活動は、新技術・新製品の開発と既存製品の改良・改善及び応用があります。これらの活動は、開発グループが担当しております。また、必要に応じ、組織の有機的活動を強化するため、プロジェクトチームを編成し、開発活動を促進しております。
また、新製品に関しましては、開発した技術を効率良く、確実に量産化するために、生産管理グループまたは生産技術グループが設計に加わり、開発グループとの連携で事業化を図っております。
(3)研究開発活動の内容及び研究開発費
研究開発活動の内容に関しては、これまで蓄積した当社グループのコア技術である金属・無機薬品のリサイクル技術をさらに進化させる活動や、新たに市場を開拓するために必要な技術の研究開発、新しく事業化した分野のテーマについても推進しております。当社グループが中長期的な視点で重要だと考えている具体的なテーマは次のとおりであります。
・レアメタル・レアアースなど希少価値の高い元素の分離精製技術の研究開発
・貴金属・レアメタル・レアアースの高純度化に関する研究開発
・ろ過、水処理技術に関する研究開発
・光触媒応用技術に関する研究開発
・分析精度向上のための研究開発
当連結会計年度において特に重点的に行った研究開発活動は次のとおりであります。
(環境事業)
・光触媒分野での、新たな業界や顧客に合わせた応用技術に関するもの
・水処理分野での、工場排水のCOD処理や汚泥の減容化に関するもの
(その他特定の事業に区分できない基礎研究)
・レアメタル・レアアースを含んだ廃棄物からの効率的な分離精製技術に関するもの
・レアメタル・レアアースの加工技術に関するもの
なお、当連結会計年度における研究開発費は、主にその他特定の事業に区分できない基礎研究で486,861千円であり、グループ合計では487,337千円であります。