有価証券報告書-第7期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/28 15:22
【資料】
PDFをみる
【項目】
106項目

業績等の概要

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府や日銀による経済政策や金融政策の実施などにより、企業収益や雇用環境の改善が見られた一方で、足元では海外経済減速への警戒感が高まるなど、不確実性が強まるなかでの推移となりました。個人消費につきましては、雇用情勢の回復などプラス要因があった一方で、可処分所得が伸び悩むなど、回復は緩やかなものとなっております。
当住宅関連業界におきましては、省エネ住宅ポイント制度や住宅取得資金贈与の非課税枠拡大など、政府による各種施策が実施されたほか、相続税の税制改正を背景に上向きとなった貸家需要に牽引され、新設住宅着工戸数は堅調な推移となりました。
このような環境の中で当社グループは、市場ニーズの高い環境配慮商品の拡販に努めたほか、非住宅分野の木造建築への取組みの拡大や、リフォーム需要への対応強化策の一つとして住宅設備機器の販売強化に努めました。また、グループ全体の経営効率化や営業力強化を図るため、平成27年4月1日付で大阪一帯を営業エリアとしていたウェルテック関西株式会社を株式会社ジューテックに統合いたしました。
以上の結果、当連結会計年度における売上高は、154,215百万円(前期比3.3%減)、営業利益が1,091百万円(前期比0.9%増)、経常利益が1,670百万円(前期比9.4%増)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益については、978百万円(前期比4.1%減)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末から1,651百万円増加の12,857百万円となりました。
(イ) 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果、資金は2,399百万円の増加(前連結会計年度末は1,514百万円の増加)となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益が1,372百万円あったほか、仕入債務の増加額が781百万円及び売上債権の減少額が197百万円あった一方で、たな卸資産の増加額が341百万円あったことによるものであります。
(ロ) 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果、資金は384百万円の増加(前連結会計年度末は328百万円の減少)となりました。これは主として、有形固定資産の売却による収入が695百万円あった一方で、有形固定資産の取得による支出が364百万円あったことによるものであります。
(ハ) 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果、資金は1,133百万円の減少(前連結会計年度末は484百万円の減少)となりました。これは主として、長期借入れによる収入が800百万円あった一方で、長期借入金の返済による支出が1,250百万円、自己株式の取得による支出が213百万円及び短期借入金の純減額が200百万円あったことによるものであります。