四半期報告書-第20期第2四半期(平成27年2月1日-平成27年4月30日)

【提出】
2015/06/11 15:00
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28項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間(平成26年11月1日から平成27年4月30日まで)におけるわが国経済は、政府・日銀による各種政策を背景に、雇用や所得環境の改善や企業収益の改善による設備投資の増加など、緩やかな回復基調となりました。その一方で円安により輸出環境が改善するなか、原材料価格の上昇や海外景気の下振れ懸念など景気の先行きとしては依然として不透明な状況であります。
ウェディング業界におきましては、平成26年の婚姻件数が64万9千組(厚生労働省「平成26年 人口動態統計の年間推計」)と前年と比べ1万2千組減少しておりますが、ゲストハウス・ウェディングの需要は底堅く推移しております。一方で、専門式場やホテルのリニューアル、価格競争の激化、顧客ニーズの多様化等により、業界内の競合は厳しい状況が続いております。
このような状況のもと、当社グループは「お客さまの感動のために」という経営理念に基づき、感動のウェディングを実現するため、接客力の向上を目的とした社内外の研修、営業データベースの分析や集客力向上のための各施策に積極的に取り組み、多様化するお客さまのニーズに応え、売上高の拡大と収益力の向上に努めてまいりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は7,322百万円(前年同四半期比0.6%減)、営業利益は405百万円(同59.4%減)、経常利益は405百万円(同59.0%減)、四半期純利益は141百万円(同74.5%減)となりました。
なお、セグメント別の業績は次のとおりであります。
① 婚礼事業
前連結会計年度(平成26年9月)に会場を増設した「ララシャンス博多の森」(福岡支店)が稼働しましたが、既存店の施行組数の減少、「ララシャンスHIROSHIMA迎賓館」(広島支店)の開業費用等により売上高は7,000百万円(前年同四半期比2.5%減)、営業利益は413百万円(同60.0%減)となりました。
② 葬儀事業
売上高は186百万円(前年同四半期比24.8%増)、営業利益は33百万円(同142.2%増)となりました。
③ 介護事業
前連結会計年度(平成26年6月)に佐賀店がオープンし、売上高は137百万円(前年同四半期は39百万円の売上高)となりましたが、当連結会計年度(平成27年3月)にオープンした唐津店の開業費用等により営業損失は41百万円(前年同四半期は56百万円の営業損失)となりました。
(2)財政状態の分析
総資産は、前連結会計年度末に比べ1,371百万円増加し17,234百万円となりました。これは主に、当連結会計年度(平成27年3月)に「ララシャンスHIROSHIMA迎賓館」(広島支店)がオープンしたこと等により有形固定資産が1,145百万円増加したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ1,453百万円増加し9,237百万円となりました。これは主に、買掛金が163百万円、未払法人税等が228百万円それぞれ減少し、長期借入金が1,621百万円増加したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ81百万円減少し7,996百万円となりました。これは主に、四半期純利益141百万円の計上及び退職給付制度の移行等による退職給付に係る調整累計額が69百万円増加したことと、剰余金の配当299百万円による減少であります。以上の結果、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ4.5ポイント減少し、46.4%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ141百万円増加し2,929百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、260百万円(前年同四半期は270百万円の収入)となりました。主な収入要因は、税金等調整前四半期純利益383百万円及び減価償却費533百万円であり、主な支出要因は、仕入債務の減少額163百万円及び法人税等の支払額416百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、1,508百万円(前年同四半期は1,139百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出1,498百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、1,389百万円(前年同四半期は96百万円の支出)となりました。主な収入要因は、広島支店等の新設のための長期借入れによる収入2,100百万円であり、主な支出要因は、長期借入金の返済による支出478百万円及び配当金の支払額298百万円であります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。