半期報告書-第11期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

【提出】
2017/12/28 14:06
【資料】
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【項目】
90項目

業績等の概要

(1)業績
当中間連結会計期間における世界経済は、欧米では景気回復が堅調に推移し、中国やその他のアジア地域においても輸出の増加などを背景に景気の持ち直しが見られ、総じて緩やかな回復基調となりました。国内経済におきましても、企業業績や雇用情勢の改善を背景として緩やかな回復基調が続いております。
当社グループの顧客である液晶ディスプレイ・パネル業界におきましては、液晶TVの需要は画面サイズの大型化や高精細化により面積ベースでは緩やかな増加傾向にあります。また、中小型パネルについてはスマートフォン需要の成長率が鈍化する一方で車載用モニターなどのアプリケーションにおいて堅調な推移が続いております。
このような状況の中、当社グループにおきましては、引き続き主要顧客との良好な取引関係の継続、及び販路拡大に努めてまいりましたが、引き続き価格下落により販売面では厳しい状況となりました。
この結果、当中間連結会計期間の業績は、売上高8,173百万円(前年同期比1,659百万円減)となり、営業利益1,124百万円(同749百万円減)、経常損失△93百万円(同652百万円減)となり前年同期比で減益となりました。また、特別損失として、のれんの減損損失等を15,975百万円計上した結果、親会社株主に帰属する中間純損失△16,357百万円(同15,956百万円減)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、3,159百万円(前連結会計年度末5,439百万円)となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローにつきましては、税金等調整前中間純損失△16,066百万円に減価償却費1,445百万円、のれん償却額729百万円、減損損失15,917百万円等の非資金項目を加算し、営業活動に係る債権・債務及び税金等の加減算を行った結果、1,968百万円のプラスとなりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローにつきましては、製造設備の修繕に伴う支払など有形固定資産の取得による支出△465百万円が発生した結果、△464百万円のマイナスとなりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローにつきましては、借入金の返済及び社債の償還による支出△3,784百万円等の財務支出があった結果、△3,784百万円のマイナスとなりました。