有価証券報告書-第8期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/06/21 14:44
【資料】
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【項目】
161項目

退職給付関係

(退職給付関係)
1 採用している退職給付制度の概要
当社及び連結子会社は、確定給付型の制度として、企業年金制度及び退職一時金制度を設けている。また、従業員の退職等に際して、割増退職金を支払う場合がある。
なお、一部の連結子会社が有する確定給付企業年金制度及び退職一時金制度は、簡便法により退職給付に係る負債及び退職給付費用を計算している。
一部の連結子会社は、複数事業主制度の確定給付企業年金制度に加入しており、このうち、自社の拠出に対応する年金資産の額を合理的に計算することができない制度については、確定拠出制度と同様に会計処理している。なお、一部の連結子会社が加入していた複数事業主制度の厚生年金基金は、2017年4月1日付で代行返上を行い確定給付企業年金基金へ移行した。また、一部の連結子会社は複数事業主制度の確定拠出年金制度に加入している。
2 確定給付制度
(1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表(簡便法を適用した制度を除く。)
前連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
退職給付債務の期首残高3,946百万円4,137百万円
勤務費用307百万円320百万円
利息費用2百万円2百万円
数理計算上の差異の発生額38百万円17百万円
過去勤務費用の発生額-百万円17百万円
退職給付の支払額△157百万円△155百万円
退職給付債務の期末残高4,137百万円4,340百万円

(2) 年金資産の期首残高と期末残高の調整表(簡便法を適用した制度を除く。)
前連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
年金資産の期首残高200百万円204百万円
期待運用収益2百万円2百万円
数理計算上の差異の発生額1百万円△5百万円
事業主からの拠出額10百万円8百万円
退職給付の支払額△10百万円△9百万円
年金資産の期末残高204百万円200百万円

(3) 簡便法を適用した制度の、退職給付に係る負債の期首残高と期末残高の調整表
前連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
退職給付に係る負債の期首残高63百万円102百万円
退職給付費用114百万円66百万円
退職給付の支払額△27百万円△42百万円
制度への拠出額△48百万円△42百万円
退職給付に係る負債の期末残高102百万円83百万円


(4) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資
産の調整表
前連結会計年度
(2018年3月31日)
当連結会計年度
(2019年3月31日)
積立型制度の退職給付債務△638百万円△646百万円
年金資産911百万円924百万円
273百万円277百万円
非積立型制度の退職給付債務△4,309百万円△4,501百万円
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額△4,035百万円△4,223百万円
退職給付に係る負債△4,309百万円△4,501百万円
退職給付に係る資産273百万円277百万円
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額△4,035百万円△4,223百万円

(注) 簡便法を適用した制度を含む。
(5) 退職給付費用及びその内訳項目の金額
前連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
勤務費用307百万円320百万円
利息費用2百万円2百万円
期待運用収益△2百万円△2百万円
数理計算上の差異の費用処理額150百万円108百万円
過去勤務費用の費用処理額-百万円0百万円
簡便法で計算した退職給付費用114百万円66百万円
退職給付費用573百万円496百万円

(6) 退職給付に係る調整額
退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりである。
前連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
過去勤務費用-百万円17百万円
数理計算上の差異△114百万円△85百万円
合計△114百万円△68百万円

(7) 退職給付に係る調整累計額
退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりである。
前連結会計年度
(2018年3月31日)
当連結会計年度
(2019年3月31日)
未認識過去勤務費用-百万円17百万円
未認識数理計算上の差異293百万円208百万円
合計293百万円225百万円

(8) 年金資産に関する事項
①年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりである。
前連結会計年度
(2018年3月31日)
当連結会計年度
(2019年3月31日)
株式12.13%14.04%
債券48.01%47.44%
生命保険一般勘定25.52%26.01%
その他14.34%12.51%
合計100.00%100.00%


②長期期待運用収益率の設定方法
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する
多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮している。
(9) 数理計算上の計算基礎に関する事項
前連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
割引率0.06%0.06%
長期期待運用収益率1.00%1.00%
予想昇給率2.50%2.40%

3 複数事業主制度
確定拠出制度と同様に会計処理する、複数事業主制度の厚生年金基金制度及び確定給付企業年金制度への要拠出額は、前連結会計年度3百万円、当連結会計年度3百万円である。
(1) 複数事業主制度の直近の積立状況
前連結会計年度
2017年3月31日現在
当連結会計年度
2018年3月31日現在
年金資産179,712百万円65,677百万円
年金財政計算上の数理債務の額と最低責任
準備金の額との合計額
179,590百万円56,087百万円
差引額122百万円9,590百万円

(2) 複数事業主制度の掛金に占める当社グループの割合
(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日) 3.4%(加重平均値)
(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) 3.2%(加重平均値)
(3) 補足説明
上記(1)の差引額の主な要因は、年金財政計算上の過去勤務債務残高(前連結会計年度11,440百万円、当連結会計年度15,964百万円)及び剰余金(前連結会計年度11,563百万円、当連結会計年度25,554百万円)である。なお、上記(2)の割合は当社グループの実際の負担割合とは一致していない。
4 確定拠出制度
連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度1百万円、当連結会計年度1百万円である。