有価証券報告書-第5期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/29 14:59
【資料】
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【項目】
106項目

研究開発活動

当社グループは、医薬品を中心に積極的な研究開発活動を展開しております。当連結会計年度の研究開発費の総額は217億6千8百万円、対売上高比率は7.5%であります。
セルフメディケーション事業分野では、いわゆる治療薬とドリンク剤のほか、健康食品を含む生活習慣病関連領域において、研究開発で蓄積した知識や技術を応用した、有用性が高く、安全な新製品の研究開発に取り組んでおります。当事業の研究開発費は54億9千7百万円となりました。
医薬事業分野では、オリジナリティの高い新薬の研究開発に努めております。当事業の研究開発費は162億7千万円となりました。
薬剤開発の進捗状況は、あらまし次のとおりであります。
変形性関節症の鎮痛・消炎を適応症とした経皮吸収型鎮痛消炎剤「TT-063」(製品名「ロコア」)は平成27年9月に製造販売承認を取得し、平成28年1月に発売いたしました。また、平成28年1月には骨粗鬆症治療剤「CT-064(経口)」(製品名「ボンビバ錠」)を大正製薬株式会社の共同開発先である中外製薬株式会社が製造販売承認を取得いたしました。平成27年6月には、関節リウマチを予定適応症とする抗TNFα抗体「TS-152」に関する開発及び販売に関する契約をアブリンクス社と締結いたしました。
従いまして、パイプラインは以下のとおりとなります。
承認取得段階には「CT-064(経口)」(製品名「ボンビバ錠」)があります。
臨床試験第2相には、中枢性過眠症を予定適応症とする「TS-091」及び関節リウマチを予定適応症とする抗TNFα抗体「TS-152」があります。