四半期報告書-第103期第2四半期(平成28年7月1日-平成28年9月30日)

【提出】
2016/11/14 11:47
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【項目】
30項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結会計期間(以下、当四半期)における経済情勢は、海外においては、欧米の主要先進国が牽引し、緩やかな回復基調となりましたが、アジア地域の経済減速による不透明感を強めつつ推移しました。
国内では、雇用・所得情勢が堅調に推移しているものの、個人消費や企業活動は弱さが見られました。
このような環境の下、当四半期における当社グループの売上高は、6,060百万円(前年同期は5,879百万円)と前年同期比で3.1%の増収となりました。営業利益は311百万円(前年同期は営業損失17百万円)、経常利益は117百万円(前年同期は経常損失234百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は67百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失266百万円)となりました。
当第2四半期連結累計期間は、昨年度導入した平準化生産により、空調部門の繁忙期にイレギュラーコストを生じさせることなく対応できたこと等により、海外及び国内工場の製造労務費(前年同期比65百万円減、5.1%減)や物流費(前年同期比51百万円減、25.6%減)が前年同期に比べ大幅に低減しております。更に、円高により海外工場生産の原価を抑制できたことや不採算製品の販売価格値上げも営業利益増加に繋っております。他方、営業外損益面では、円高により為替差損101百万円(前年同期比15百万円減)が生じましたが、営業利益の増加でカバーされ、経常利益につきましても想定を上回る数値で推移しております。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における総資産は7,987百万円(前連結会計年度末比278百万円の増加)(前連結会計年度末比3.6%増)となりました。これは主に現金及び預金の増加によるものであります。
負債につきましては7,211百万円(前連結会計年度末比396百万円の増加)(前連結会計年度末比5.8%増)となりました。これは主に借入金などの増加によるものであります。
なお、親会社株主に帰属する四半期純利益は67百万円となりましたが、為替換算調整勘定が246百万円減少したこと等により、純資産は775百万円(前連結会計年度末比117百万円の減少)(前連結会計年度末比13.1%減)となりました。また、自己資本比率は9.7%(前連結会計年度末比1.9ポイント減)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より693百万円増加し、1,085百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、363百万円となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益118百万円、減価償却費174百万円及び仕入債務の増加額250百万円等による資金の増加によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、110百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出65百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は、477百万円となりました。これは主に、短期借入金の増加額308百万円及び長期借入れによる収入570百万円等による資金の増加、及び長期借入金の返済による支出329百万円等の資金の減少によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、167百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。