四半期報告書-第104期第2四半期(平成29年7月1日-平成29年9月30日)

【提出】
2017/11/14 9:37
【資料】
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【項目】
26項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結会計期間(以下、当四半期)における経済情勢は、欧米における経済政策の動向に不透明さはあるものの着実な回復基調を維持しました。中国ではインフラ関連の投資拡大等から安定的な成長が継続しました。国内においても、雇用情勢の改善に伴い緩やかな回復傾向にあり、設備投資や生産動向も堅調に推移しました。
このような環境の下、当四半期における当社グループの売上高は、6,130百万円(前年同期は6,060百万円)と前年同期比1.2%の微増となりました。営業利益は330百万円(前年同期は311百万円)、経常利益は269百万円(前年同期は117百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は210百万円(前年同期は67百万円)と増益になりました。
当四半期は、日本・中国・タイの三極生産体制の整備、新規顧客開拓等、持続的な成長・発展を着実に進められるよう、成長戦略の推進・強化に取り組んでまいりました。また、継続した原価低減活動や高付加価値製品の創出、計画的な生産対応により操業度の向上に取組み、更なる収益力の強化を推進した結果、営業利益は前年同期比19百万円の増加となりました。
また、営業外損益面では、前年は為替変動の影響により為替損失や香港事務所閉鎖費用等が生じましたが、当四半期は大きな損失計上はなく、経常利益は想定を上回る増益となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における総資産は8,304百万円(前連結会計年度末比199百万円の減少)(前連結会計年度末比2.3%減)となりました。これは主に現金及び預金の減少によるものであります。
負債につきましては6,606百万円(前連結会計年度末比489百万円の減少)(前連結会計年度末比6.9%減)となりました。これは主に借入金などの減少によるものであります。
なお、親会社株主に帰属する四半期純利益は210百万円の計上、及び為替換算調整勘定が85百万円増加したこと等により、純資産は1,698百万円(前連結会計年度末比289百万円の増加)(前連結会計年度末比20.6%増)となりました。また、自己資本比率は20.4%(前連結会計年度末比3.9ポイント増)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より1百万円増加し、997百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、635百万円となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益268百万円、減価償却費165百万円及び仕入債務の増加額86百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、74百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出236百万円等による資金の減少、及び定期預金の純減少額164百万円等による資金の増加によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、579百万円となりました。これは主に、短期借入金の純減少額215百万円及び長期借入金の返済による支出399百万円等によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、176百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。