四半期報告書-第42期第1四半期(平成27年4月1日-平成27年6月30日)

【提出】
2015/08/12 12:43
【資料】
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【項目】
26項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期累計期間における我が国の経済環境は、企業収益や雇用情勢の改善など景気は緩やかな回復基調にあるものの、円安による物価上昇などで個人消費は回復までには至っておりません。世界経済では、新興国経済の鈍化や欧州経済の停滞もあり、国内景気を下押しするリスクに留意が必要であり、先行きについては依然として不透明な状況が続いております。
当社の出店エリアにおきましても、消費者の節約志向が継続する中、売上高は底堅く推移致しました。
そのような環境の中、当社におきましては、会社方針に「ホットマンは深化・進化・新化する集団〈行動の数だけ結果が出る〉」を掲げ、消費再増税に備え営業力を盤石なものにすべく、基本に立ち返り「挨拶」「掃除」「結果につながる行動」を3つの柱とし、徹底・強化をはかって参りました。
平成27年4月に福島県本宮市と長野県安曇野市にイエローハット各1店舗の新規出店を行い、フランチャイズ契約の終了によりガリバー事業(3店舗)を撤退致しました。同年5月より新たにカーセブン事業を開始しており、当第1四半期累計期間末の店舗数は、イエローハットが84店舗(前年同期間比4店舗増)、TSUTAYAが10店舗、アップガレージが6店舗、カーセブンが3店舗(前年同期間比3店舗増)、ダイソーが2店舗、自遊空間が1店舗、宝くじ売場が5店舗、セガが1店舗の合計112店舗となっております。
この結果、当第1四半期累計期間の業績は、売上高は4,751百万円(前年同期間比3.7%増)の増収となっております。経常利益につきましては、21百万円(前年同期間は77百万円の経常損失)となっております。主な増収増益の要因は、平成27年4月のタイヤ販売・車検等サービス部門の売上が好調であったことによるものとなっております。四半期純損失は24百万円(前年同期間は63百万円の四半期純損失)となっております。
セグメント別の業績は、次の通りであります。
[イエローハット]
当社の主たる事業であるイエローハット事業におきましては、平成27年4月に福島県本宮市にイエローハット本宮戸崎店、長野県安曇野市にイエローハット安曇野店の新規出店を行いました。イエローハットの重点販売として、昨年に引き続き車検・整備を中心としたサービス部門の強化をはかると共に、リピート率の高いカード会員の獲得に積極的に取り組んで参りました。平成27年4月はタイヤ販売・車検等サービス部門の売上が好調であったものの、同年5・6月の売上高は比較的低調に推移致しました。
この結果、当第1四半期累計期間の業績は、売上高3,747百万円(前年同期間比6.4%増)、セグメント利益(営業利益)は60百万円(前年同期間は14百万円のセグメント損失(営業損失))となっております。
[TSUTAYA]
TSUTAYA事業におきましては、主力であるレンタルと書籍販売で苦戦したものの、高利益商品の販売に注力し、減収増益となっております。
この結果、当第1四半期累計期間の業績は、売上高609百万円(前年同期間比2.9%減)、セグメント利益(営業利益)は22百万円(前年同期間比90.7%増)となっております。
[その他]
アップガレージ事業におきましては、安定した運営状況で、売上高は比較的順調に推移致しました。
平成27年5月より新たに開始したカーセブン事業におきましては、車輌展示等の外部アピールを積極的に実施し、集客活動に注力したことにより、売上高は比較的順調に推移致しました。
自遊空間事業におきましては、震災復興関連需要の鎮静化に伴い来店数が減少し、売上高は低調に推移致しました。
ダイソー・宝くじ事業におきましては、売上高は比較的順調に推移致しました。
なお、ガリバー事業(3店舗)につきましては、平成27年4月に撤退しております。
この結果、当第1四半期累計期間の業績は、売上高394百万円(前年同期間比8.2%減)、セグメント利益(営業利益)は19百万円(前年同期間比16.4%増)となっております。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。
(4)財政状態の分析
① 資産
当第1四半期会計期間末における流動資産の残高は570百万円減少し、6,643百万円(前事業年度末7,214百万円)となっております。これは主に、未収入金(その他の流動資産)が315百万円、商品が116百万円減少したことによるものであります。
また、固定資産の残高は166百万円増加し、7,162百万円(前事業年度末6,996百万円)となっております。これは主に、建設仮勘定(その他の有形固定資産)が141百万円減少したものの、建物が254百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産残高は13,806百万円(前事業年度末14,210百万円)となっております。
② 負債
当第1四半期会計期間末における流動負債の残高は504百万円減少し、4,954百万円(前事業年度末5,459百万円)となっております。これは主に、短期借入金が300百万円、未払法人税等が225百万円減少したことによるものであります。
また、当第1四半期会計期間末における固定負債の残高は198百万円増加し、3,172百万円(前事業年度末2,973百万円)となっております。これは主に、長期借入金が175百万円、退職給付引当金が26百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計残高は8,126百万円(前事業年度末8,432百万円)となっております。
③ 純資産
当第1四半期会計期間末における純資産の残高は98百万円減少し、5,679百万円(前事業年度末5,777百万円)となっております。これは主に、四半期純損失を24百万円計上並びに剰余金の配当を72百万円支払ったことによるものであります。
(5)主要な設備
① 前事業年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第1四半期累計期間に著しい変更があったものは、次の通りであります。
当第1四半期累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設等の計画
会社名所在地セグメント
の名称
設備の
内容
投資予定額資金調達
方法
着手及び完了予定年月
総額
(千円)
既支払額
(千円)
着手完了
提出会社長野県上田市イエローハット店舗設備
(注2)
70,60054,900自己資金
借入金
平成27年
4月
平成27年
7月
秋田県秋田市アップガレージ店舗設備
(注3)
34,100-自己資金
借入金
平成27年
7月
平成27年
9月

(注)1.上記の金額に消費税等は含まれておりません。
2.設備内容の「店舗設備」は、敷地面積2,327㎡(704坪)、売場面積687㎡(207坪)の店舗であります。
3.設備内容の「店舗設備」は、敷地面積1,637㎡(495坪)、売場面積402㎡(122坪)の店舗であります。
② 重要な設備の除却等
当第1四半期累計期間において、前事業年度末における計画に著しい変更はありません。