四半期報告書-第17期第1四半期(平成26年9月1日-平成26年11月30日)

【提出】
2015/01/13 10:00
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【項目】
20項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、政府や日本銀行の各種政策の効果による企業収益の改善は見られるものの、消費税率の引き上げに伴う個人消費の低迷が続いており、景気回復は足踏み感が見られ、先行する物価上昇に伴う実質所得の低下などから、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
当社を取り巻くBSデジタル放送業界は、デジタル放送受信機の普及に伴い、視聴可能世帯数の割合は全世帯の70.5%(「BS世帯普及率調査」㈱ビデオリサーチ調べ)で推移しており、またBSデジタル放送事業を含む衛星放送メディア分野の広告費は前年比で9.6%の伸長、中でもBS放送の広告費は、前年比で13.8%増と好調に推移しております(「2013日本の広告費」㈱電通調べ)。
このような状況下、当社は皆様の「心に響くBS11」をコンセプトとして、ターゲットを絞ったクオリティの高い番組作りに引き続き邁進いたしました。平成26年10月の番組改編では、接触率の向上を目的として、これまで放送していたレギュラー番組のリニューアルを推進し、平成26年4月から6月までの1クールで放送した『すてきな写真旅~一眼レフと旅にでよう~』の続編として、女優のとよた真帆氏を起用し『すてきな写真旅2~一眼レフと旅にでよう~』を、またプロによる解説とともに名門ゴルフコースとその地の魅力をお伝えした『憧憬 大人のゴルフ旅』の続編として、新たに塩谷育代プロを起用し『憧憬 大人のゴルフ旅 Season2』をお届けしております。このほか平成26年10月には『全日本学生柔道体重別選手権大会』、同年11月には『JOCジュニアオリンピックカップ2014 平成26年度全日本卓球選手権大会』を放送、将来の活躍を期待される若手有望選手に密着し、その興奮と感動をお届けするなど、スポーツコンテンツのより一層の充実を図っております。
また、5分ミニ枠番組をはじめとした一社提供番組への取り組み強化や、BS初登場及び話題の作品にこだわったドラマ編成等が、売上増加に寄与いたしました。
費用面につきましては、引き続き番組関連費用等の効率的なコントロールに努めながら、認知度向上のための施策として、全国紙・地方紙への広告出稿を戦略的に実施いたしました。
以上の結果、当第1四半期累計期間の売上高は 2,121,160千円(前年同期比 15.4%増加)となりました。営業利益は 565,404千円(前年同期比 46.3%増加)、経常利益は 558,588千円(前年同期比 40.4%増加)、四半期純利益は 357,420千円(前年同期比 1.4%減少)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末に比べ 147,854千円増加し、13,356,219千円(前事業年度末比 1.1%増加)となりました。主な要因は、現金及び預金が 111,132千円増加したことによるものであります。
当第1四半期会計期間末における負債合計は、前事業年度末に比べ 12,967千円増加し、1,128,190千円(前事業年度末比 1.2%増加)となりました。主な要因は、未払法人税等が 26,569千円減少したものの、流動負債のその他が 45,594千円増加したことによるものであります。
当第1四半期会計期間末における純資産合計は、前事業年度末に比べ 134,886千円増加し、12,228,029千円(前事業年度末比 1.1%増加)となりました。この要因は、四半期純利益の計上に伴う利益剰余金の増加によるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
(5) 主要な設備
当第1四半期累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前事業年度末における計画の著しい変動はありません。