四半期報告書-第13期第3四半期(平成26年7月1日-平成26年9月30日)

【提出】
2014/11/06 16:43
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【項目】
24項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。なお、当社グループは、前第3四半期連結累計期間については、四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期連結累計期間との比較分析は行っておりません。
(1)業績の状況
当社グループの当第3四半期連結累計期間(平成26年1月1日~平成26年9月30日(以下「当第3四半期累計期間」という))におけるわが国経済は、消費増税に伴う駆け込み反動減からの持ち直しのテンポが鈍く、低迷が持続している様相にあります。
具体的には外需において、円安及び、地域経済圏の地産地消化の影響で輸入、輸出共に伸び悩み、大幅な貿易赤字が持続しております。内需では、消費増税の反動減による落ち込みが、緩やかながら和らぎつつあるものの、物価上昇に伴う実質所得の減少を通じた購買力低下が、マイナスに作用しております。
このような厳しい状況の中で、当社グループは、成長を続けるアジア全体のリサーチビジネス機会を最大化すべく、事業展開を続けて参りました。特に当第2四半期からの変化と致しましては、当社プラットフォーム(GMO Market Observer)の機能強化として、回答予測精度を向上させるための機能追加や中国及び、欧米市場のビジネス拡大を目的としたマルチ言語対応を実施致しました。また、アジアの消費者パネル(Asia Cloud Panel)ではパートナー拡大を続け、2014年9月末実績での会員数は、1,000万人を突破致しました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は1,670,113千円、営業利益は124,849千円、経常利益は116,253千円、当四半期純利益は66,576千円となりました。
事業のサービス別の売上高については、以下の通りです。
①アウトソーシングサービス
アウトソーシングサービスは、近年調査会社業界からの需要が拡大傾向にあるアンケート作成からローデータ・集計までのサービスを一括で受託するサービスです。当第3四半期連結累計期間においては、調査会社からの需要が堅調に推移したことから、当サービスの売上高合計は、1,352,048千円となりました。
②D.I.Yサービス
D.I.Yサービスは、当社が独自に開発したリサーチ・ソリューション・プラットフォーム(以下「GMO Market Observer」という)を利用して、顧客自身がアンケート作成から集計までを行うサービスです。当第3四半期連結累計期間においては、当サービスの売上高合計は、182,305千円となりました。
③その他サービス
その他サービスは、最先端の技術や手法を活用したリサーチサービスとなっております。具体的には、Eye Tracking、Scanamind、MROC、Conventionalサービスなどがあり、特に調査票の要らない調査手法であるScanamindの引き合いが多く、その他サービスの売上高は135,760千円となりました。
(「Scanamind」は、株式会社クリエイティブ・ブレインズの登録商標です(登録番号第5109952号)。)
(2)財政状態の状況
当第3四半期会計期間の資産につきましては、1,080,898千円となり、前連結会計年度末に比べて45,635千円増加いたしました。主たる変動要因は、ソフトウェアの増加191,708千円、現金及び預金の減少94,471千円等があったためであります。
負債につきましては、550,071千円となり、前連結会計年度末に比べて22,448千円増加いたしました。主たる変動要因は、未払法人税等の増加33,493千円等があったためであります。
純資産につきましては、530,826千円となり23,186千増加しました。主たる変動要因は、利益剰余金の増加12,147千円および自己株式処分差益の増加7,848千円等があったためであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。