訂正有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2015/03/16 15:01
【資料】
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【項目】
107項目

研究開発活動

第3期連結会計年度(自 平成25年1月1日 至 平成25年12月31日)
当連結会計年度の研究開発活動において、主にスマートフォン向けオンラインゲームの開発を行っており、研究開発活動に関わる費用の総額は、61,641千円であります。
当社グループの研究開発体制は以下の通りです。
<組織体制>当社グループのゲーム開発の組織体制は、プロジェクトと職能グループ(企画、エンジニア、デザイナー、品質管理、運営、etc)を軸としたマトリックス型の構造となっており、 オンラインゲーム開発時にはプロジェクト制を採用することにより職能横断的なコミュニケーションが容易となるため迅速な意思決定を実現しております。
一方、採用・教育・評価は職能グループを軸として実施し、ノウハウ共有やプロジェクト間の人材の流動性の確保、人事評価の公平性の担保を実現しております。
<ゲーム開発・運営>当社グループは価値の高いゲームを開発するために組織的な取り組みを行っています。具体的には、社内にゲームのリサーチを行う専門部隊を配置し、新旧問わず世界中のゲームを研究・評価することでゲームの面白さを分析し、ゲームの開発及び運営に反映させるよう努めています。
ゲーム開発における仕様の設計については、おもしろさを仕様として記述することが難しいため、常にゲームをテストプレイしながら開発を進め、リサーチ部隊を中心としたブレイントラスト(社内有識者)が開発段階ごとに実際に遊んで評価や提案を行い、ゲームの改善を図っていく、というアプローチが必要となります。当社グループでは、アジャイル開発 (※1) や継続的デプロイメント (※2) を日常的に実践することにより、要件の変更に迅速に対応できる開発体制を構築して、付加価値の低いゲームを開発してしまうリスクを少なくしています。
当社グループでは、コードレビュー (※3) 、ペアプログラミング (※4) といった手法を取り入れ、ノウハウや知識の共有化を図っております。 これにより教育速度向上と人員配置の柔軟性を高め、特定個人への依存体制になってしまうリスクも少なくしています。
(注)
※1 アジャイル開発:要求変化に迅速に対応し、計画を変更しながら改善を続けていくための開発手法。初期に全てを計画するウォーターフォール型開発ではこのような要求変化に対応することが難しい。
※2 継続的デプロイメント:常にサービスとして動作する状態を保ちながらソフトウェアの開発やアップデートを進める手法。分割して開発を進め、長いプロジェクト期間の最後に結合する従来型の手法と比較して、小さな更新を行う都度、自動化されたプロセスにより動作保証を行うため
・開発中でもゲームに対するフィードバックが得られ、作り直し作業の無駄が減る
・サービスが公開できなくなるリスクが下がる
・開発コストの予測可能性が高まる
といったメリットがある。
※3 コードレビュー:開発メンバーが互いにソースコードの査読を行う開発手法。ソースコードの品質と開発スキルを同時に向上できるというメリットがある。
※4 ペアプログラミング:2人のプログラマーが1台のマシンを使って設計や実装を行う手法。常にレビューされた状態を作れること、知識を底上げできること、チームワークを醸成できること等においてメリットがある。
第4期第3四半期連結累計期間(自 平成26年1月1日 至 平成26年9月30日)
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、149,663千円であります。なお、当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の状況の重要な変更はありません。