臨時報告書

【提出】
2018/01/30 15:05
【資料】
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提出理由

当社は、平成29年11月30日開催の取締役会において、GMOクラウド株式会社(以下「GMOクラウド」という。)の完全子会社であるGMOスピード翻訳株式会社(以下「GMOスピード翻訳」という。)の株式取得を行うことについて決議し、同日付でGMOクラウドとの間に株式譲渡契約を締結いたしました。
本件株式取得は、特定子会社の異動を伴う子会社取得に該当するため、金融商品取引法第24条の5第4項並びに企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第3号及び第8号の2の規定に基づき、本臨時報告書を提出するものであります。

親会社又は特定子会社の異動

1.特定子会社の異動(企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第3号に基づく報告内容)
(1)当該異動に係る特定子会社の名称、住所、代表者の氏名、資本金及び事業の内容
① 名称 :GMOスピード翻訳株式会社
(平成29年12月15日にスピード翻訳株式会社に商号変更)
② 住所 :東京都渋谷区桜丘町26番1号
(平成29年12月15日に東京都千代田区神田神保町三丁目7番1号に住所変更)
③ 代表者の氏名:代表取締役社長 古谷 祐一
④ 資本金 :30,000千円
⑤ 事業の内容 :クラウドソーシング翻訳サービス
(2)当該異動の前後における当社の所有に係る当該特定子会社の議決権の数及び当該特定子会社の総株主等の議決権に対する割合
① 当社の所有に係る当該特定子会社の議決権の数
異動前: 0個
異動後:600個
② 総株主等の議決権に対する割合
異動前: 0%
異動後:100%
(3)当該異動の理由及びその年月日
① 異動の理由 :当社は、平成29年11月30日開催の取締役会において、GMOクラウド完全子会社であるGMOスピード翻訳の株式取得を行うことについて決議いたしました。当該全株式取得の実行により、当該子会社の資本金の額が当社の資本金の額の100分の10以上に相当し、GMOスピード翻訳は当社の特定子会社に該当することとなります。
② 異動の年月日:平成29年12月15日

子会社取得の決定

2.子会社の取得の決定(企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第8号の2に基づく報告内容)
(1)取得対象子会社の概要
① 商号、本店の所在地、代表者の氏名、資本金の額、純資産の額、総資産の額及び事業の内容
商号GMOスピード翻訳株式会社
(平成29年12月15日にスピード翻訳株式会社に商号変更)
本店の所在地東京都渋谷区桜丘町26番1号
(平成29年12月15日に東京都千代田区神田神保町三丁目7番1号に本店の所在地変更)
代表者の氏名代表取締役社長 古谷 祐一
資本金の額30,000千円(平成28年12月31日現在)
純資産の額61,681千円(平成28年12月31日現在)
総資産の額87,337千円(平成28年12月31日現在)
事業の内容クラウドソーシング翻訳サービス

② 最近3年間に終了した各事業年度の売上高、営業利益、経常利益及び純利益
決算期平成26年12月期平成27年12月期平成28年12月期
売上高200,757千円222,452千円230,318千円
営業利益20,057千円13,233千円24,797千円
経常利益20,062千円13,548千円24,801千円
当期純利益13,782千円10,693千円16,874千円

③ 提出会社との間の資本関係、人的関係及び取引関係
資本関係該当事項はありません。
人的関係該当事項はありません。
取引関係当社と当該会社との間には、営業上の取引関係があります。

(2)取得対象子会社に関する子会社取得の目的
本件株式取得は、GMOスピード翻訳の持つクラウドソーシングのリソース及びノウハウを当社グループ内に子会社として取り込むことで、当社のAI自動翻訳「T-4OO」の開発と『AI&CROWD』戦略推進のスピードアップを実現することを目的とし、『我が国を言語的ハンディキャップから解放する』という当社グループのミッションの早期実現に寄与すると考えております。
『AI&CROWD』戦略とは、AIサービスを活用してクラウドソーシングの業務を効率化する一方で、AIをより進化させるための学習データをクラウドソーシングによって大量に生成し、進化したAIによってさらにクラウドソーシングの業務を効率化するという、AIとクラウドソーシングの互恵的な相乗効果のループを目指すものです。
具体的には、当社では先般「ほぼ人間に匹敵する」高精度AI自動翻訳「T-4OO」をリリースいたしましたが、まだ若干誤訳や訳抜け等が残っており、AI自動翻訳サービスの観点からは、クラウドソーシングを活用した人手による訳文のリライトとの組み合わせが重要な補完機能となります。一方でクラウドソーシングによる翻訳業務からの観点からは、翻訳業務に高精度なAI翻訳を活用することによって大きく効率化が図れます。
また、AI翻訳をさらに進化させるために大量に必要となる学習用データの生成においてもクラウドソーシングが必要となります。さらなる学習によって進化したAI翻訳は、再び翻ってクラウドソーシングの翻訳業務を効率化します。このように、本件株式取得は、当社のAI自動翻訳「T-4OO」と「GMOスピード翻訳」との間の互恵的な相乗効果のループを目指すものです。
(3)取得対象子会社に関する子会社取得の対価の額
GMOスピード翻訳の普通株式 120百万円
アドバイザリー費用等(概算額) 0円
合算 120百万円
以上