有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2015/11/16 15:15
【資料】
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【項目】
94項目

研究開発活動

第14期事業年度(自 平成26年4月1日 至 平成27年3月31日)
当社が主たる業務としておりますインターネットセキュリティの分野は、IT技術が日々進展する中で、企業が採用しているコンピュータシステムに対する新たな脅威が発生しております。そのような状況下、顧客要望に応える形でのセキュリティシステムの整備はもちろんのこと、当社で蓄積された多くのデータに基づくセキュリティ対策商品の開発を心がけております。
その結果、第14期事業年度の研究開発費は、4,038千円となりました。
第15期事業年度第2四半期累計期間(自 平成27年4月1日 至 平成27年9月30日)
前事業年度の研究開発方針に基づき、当社は製品機能の向上及びユーザビリティの向上を目指し、PC業務管理機能について、自社開発ソフトウェアに代替すべく、平成27年12月に完成を予定して開発活動を行っております。
その結果、第15期第2四半期累計期間の研究開発費は3,924千円となりました。
なお、今後の研究開発活動の方針については、以下のとおりであります。
1 これまで取り組んで参りましたPC対応型のセキュリティ製品の更なる進化と近時急速に普及しておりますスマートデバイス対応やクラウドサービスの展開を行っていきたいと考えております。
2 コンピュータシステムに対する新たな脅威の研究分析のため、高度な技術力を要求される各種ハニー・ポット(注)を設置し、攻撃者の手法や傾向を研究することによって、セキュリティ製品の開発に役立てていくことを計画しております。セキュリティ製品は、日々新しくなる攻撃の手法などに素早く対応する必要があるため、ハニーポットを使った研究の成果が有効的に働くと考えております。
(注)ハニーポットとは、クラッカーの侵入手法やコンピュータウイルスの振る舞いなどを調査・研究するためにインターネット上に設置された、わざと侵入しやすいよう設定されたサーバやネットワーク機器のことを指します。「甘い蜜の入ったつぼ」の意味で、クラッカーやウイルスを「おびき寄せる」という意味からこのように呼ばれています。
なお、クラッカーとは、悪意をもって他人のコンピュータのデータやプログラムを盗み見たり、改ざん・破壊などを行う者のことです。