四半期報告書-第4期第3四半期(平成29年9月1日-平成29年11月30日)

【提出】
2018/01/11 15:31
【資料】
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【項目】
13項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間(2017年3月1日~2017年11月30日)において、当社グループは重点施策である①店舗数の拡大、②既存店の収益力強化、③新業態及びブランドを活用した新ビジネスの開発に対して次の取り組みを実施しました。
①店舗数の拡大については、コメダ珈琲店において、東日本及び西日本エリアを中心に積極的に出店を進めたほか、上海に海外3店舗目を出店しました。また、新業態のコメダ謹製「やわらかシロコッペ」においても出店を開始しました。これらにより新規に44店舗を出店し、当第3四半期連結会計期間末の店舗数は、次のとおり784店舗となりました。
区分エリア前連結会計
年度末
新規出店閉店当第3四半期
連結会計期間末
コメダ珈琲店東日本197(7)12(-)△1(-)208(7)
中京346(2)1(-)△5(-)342(2)
西日本195(3)26(-)△1(-)220(3)
海外1(-)2(-)-(-)3(-)
おかげ庵全国8(1)-(-)-(-)8(1)
やわらか シロコッペ全国-(-)3(3)-(-)3(3)
合計747(13)44(3)△7(-)784(16)

(注)( )内の数字は直営店舗数であり、内数で記載しております。
②既存店の収益力強化については、主に次の取り組みを実施しました。
・新商品として、“小豆小町”シリーズのアイス版の販売を開始
・季節限定商品として、“小倉ノワール”、“キャラノワール”、“瀬戸内レモンケーキ”、“きなこ日和”、“飲むとプリン”、“マンゴーヨーグルト”を投入
・コメダの夏の風物詩「かき氷」の一部メニューを新フレーバー“ピーチティー氷”に入れ替えて販売
・夏季限定のドリンクのジェリコ「元祖」を定番メニューに追加
・自社製新バンズと肉厚でジューシーなハンバーグが特徴の“ドミグラスバーガー”を東日本エリア及び中京エリアで販売開始
・コメダ特製ブレンド豆や自社工場から毎日配送される“山食パン”などの店頭物販拡充のため、物販専用棚を各店舗に配置
・50周年に向けた「50!GO!ラリー」キャンペーン及びシロノワール生誕40周年記念キャンペーンを実施
③新業態及びブランドを活用した新ビジネスの開発については、自社製造でこだわりのコメダ謹製「やわらかシロコッペ」を4月に百貨店催事場にて期間限定で発売し、ご好評をいただきました。9月からは店舗出店を開始し、東京ソラマチ、名鉄百貨店本店、天王寺ミオにお店をオープンしました。また、ブランドを活用した新ビジネスとして、「ロッテ パイの実<コメダ珈琲店監修シロノワール>」、チルドカップコーヒー「コメダ珈琲店 アイスブラック」に続き、サクマ製菓株式会社と初の共同開発を行い「コメダ珈琲店キャンデー」を発売しました。
以上の取り組みの結果、売上収益は19,080百万円(前年同期比8.2%増)となりました。営業利益は5,317百万円(前年同期比2.3%増)、税引前四半期利益は5,232百万円(前年同期比4.2%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は3,602百万円(前年同期比7.1%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における資産、負債及び資本の状況は次のとおりであります。
流動資産は、営業債権及びその他の債権の減少等により前連結会計年度末に比べ391百万円減少し、11,058百万円となりました。非流動資産は、その他の金融資産の増加等により前連結会計年度末に比べ104百万円増加し、49,636百万円となりました。その結果、資産は、前連結会計年度末に比べ287百万円減少し、60,694百万円となりました。
また、流動負債は、未払法人所得税の減少等により前連結会計年度末に比べ1,035百万円減少し、5,312百万円となりました。非流動負債は、借入金の減少等により前連結会計年度末に比べ993百万円減少し、29,417百万円となりました。その結果、負債は、前連結会計年度末と比べ2,029百万円減少し、34,728百万円となりました。
資本は、前連結会計年度末に比べ1,741百万円増加し、25,966百万円となりました。これは主に利益剰余金が1,377百万円増加したことによるものです。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ190百万円増加し、7,434百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による収入は3,534百万円(前年同期比460百万円減)となりました。これは主に税引前四半期利益5,232百万円を計上したこと(前年同期比211百万円増)、法人所得税等の支払額2,069百万円(前年同期比149百万円減)、消費税等の支払が404百万円増加したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による支出は203百万円(前年同期比584百万円減)となりました。これは主に直営店出店に係る有形固定資産の取得による支出が230百万円減少したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による支出は3,140百万円(前年同期比838百万円増)となりました。これは主に前連結会計年度に係る期末配当を実施したことにより親会社の所有者への配当金の支払が1,090百万円増加したことによるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。