有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2021/07/21 15:00
【資料】
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【項目】
137項目
(2) 【手取金の使途】
上記の差引手取概算額2,825,800千円については、①広告宣伝費、②研究開発費(新商品の企画・開発・研究費)、③研究開発費(医療プラットフォームシステムの改修・機能追加)、④研究開発費(ECシステムの統合)、⑤人材の採用費及び教育研修費に充当する予定であります。具体的には以下の通りであります。
① 広告宣伝費
当社商品の認知度向上及び顧客基盤拡大のための広告宣伝費に2,555,800千円(2022年5月期:2,555,800千円)を充当する予定であります。当社の主力事業である通販事業(ヘルスケアセールス事業及びメディカルケアセールス事業(医薬品通販事業))は、定期会員による継続的な売上を計上するビジネスモデルであるため、新規定期会員の獲得のための広告宣伝費投資は、持続的な成長のために必要と考えております。通信販売事業という性質上、インターネットやインフォマーシャル等による広告出稿の多寡により、一般消費者に対する商品知名度は大きく左右されます。そのため、今後は地上波のテレビCMでの広告宣伝も多く実施し、当社商品の認知度向上を実現したいと考えております。
② 研究開発費(新商品の企画・開発・研究費)
通販事業(ヘルスケアセールス事業及びメディカルケアセールス事業(医薬品通販事業))の新商品の企画・開発のための研究開発費に80,000千円(2023年5月期:40,000千円、2024年5月期:40,000千円)を充当する予定であります。ヘルスケアセールス事業における当社の酵水素328選シリーズは、現在は、「ダイエット時における置換食品」である酵水素328選もぎたて生スムージーや「栄養補助食品」である酵水素328選生サプリメントが主力ですが、今後は「機能性表示食品」や「特定保健用食品分野」への参入を検討しております。
また、メディカルケアセールス事業においては、「ホワイピュア」や「防風通聖散」に続き、医薬品・医薬部外品の分野において、これまでのノウハウを活かしたメディカルケア分野での新商品開発を予定しており、これらの新商品により、主力事業の強化を図る予定であります。
③ 研究開発費(医療プラットフォームシステムの改修・機能追加)
当社が提供する医療プラットフォームシステム「SOKUYAKU」アプリの利便性を高めるための研究開発費に70,000千円(2022年5月期:35,000千円、2023年5月期:35,000千円)を充当する予定であります。
SOKUYAKUアプリはオンライン診療やオンライン服薬指導のプラットフォームですが、この分野は今後も頻繁に改正されていくことが予想されるため、当社はこのような法制度の改正等に応じていち早く新たなサービスを取り入れられるよう、既存システムの改修や機能追加を検討し、提携先の医療機関や調剤薬局及び利用者の利便性を高め、当社サービスの利用促進に繋げていく方針です。
④ 研究開発費(ECシステムの統合)
通販事業の顧客管理システムの統合に向けた研究開発費に80,000千円(2024年5月期:80,000千円)を充当する予定であります。
現在当社にはSOKUYAKUシステムも含めて通信販売業務に係る複数の顧客管理システムが存在しております。顧客管理システムを一元化することにより顧客の利便性向上や社内業務の効率化が図れるものと考えております。
⑤ 採用費及び教育研修費
当社は少人数の組織であるため、人材確保と社員のスキル向上は継続的な課題であります。そのため、今後の事業拡大に必要な人員の採用費に20,000千円(2022年5月期:20,000千円)を充当予定であり、具体的にはヘルスケアセールス事業、メディカルケアセールス事業、ヘルスケアマーケティング事業の各事業及び管理体制強化のための管理人員を採用する予定です。
また、社員のスキル向上のための教育研修費に20,000千円(2022年5月期:10,000千円、2023年5月期:10,000千円)を充当する予定であります。
なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。