訂正有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2018/12/04 10:00
【資料】
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【項目】
89項目

研究開発活動

当社は、自律制御型各種ロボットシステム(ドローン等)のハードウエア及びソフトウエアの研究開発に取り組んでおり、当事業年度は、飛行性能及び安全性能の向上、次世代通信技術や各種用途に特化した付属品の開発や開発拡張性を持つソフトウエアの構築を進めるとともに、独自開発の技術を用いた次世代機体の開発として各種用途別の機体ラインナップの拡充を図りました。
本書提出日現在、当社の研究開発活動は、事業推進ユニット及び研究開発ユニットにおいて、最高執行責任者(COO)、最高技術責任者(CTO)以下21名の体制で実施しております。
第6期事業年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
当事業年度の研究開発費の総額は324,461千円であり、具体的な研究開発の成果は以下のとおりです。なお、当社はドローン関連事業の単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載を行っておりません。
研究開発項目研究成果
安全性に関する研究開発故障パターン分析によるリスク評価、故障時バックアップ機能(例 フォルトトレランス:一部モーター停止時の特殊制御アルゴリズム、パラシュート機能)
操縦性に関する研究開発自己位置推定アルゴリズム最適化、対地高度を用いた離着陸アルゴリズム最適化
環境性に関する研究開発防水対策などによる消耗備品の長寿命化(リチウムポリマー電池など)

上記研究開発費について、国家プロジェクトへの参画に伴う研究開発費と当社独自で推進している新技術、新製品の開発に係る研究開発費の内訳は以下のとおりであります。
・国家プロジェクトへの参画に伴う研究開発費 212,215千円
・新技術、新製品の開発に係る研究開発費 112,245千円
第7期第2四半期累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年9月30日)
当第2四半期累計期間の研究開発費の総額は180,242千円であり、具体的な研究開発の成果は以下のとおりです。なお、当社はドローン関連事業の単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載を行っておりません。
研究開発項目研究成果
安全性に関する研究開発フライトログ(飛行記録)のクラウド管理・解析機能の構築、危機管理・安全機能の高度化、衝突回避機能の実装
操縦性に関する研究開発非GPS環境下での自律飛行性能のロバスト性(頑健性)の構築、画像処理・AIを用いた環境認識の高度化
環境性に関する研究開発ユーザーインタフェース(機器の情報やり取りのための操作画面)の改良、クラウドシステム構築