4438 Welby

4438
2024/04/19
時価
45億円
PER
-倍
2019年以降
赤字-166.28倍
(2019-2023年)
PBR
4.24倍
2019年以降
2.18-23.33倍
(2019-2023年)
配当 予
0%
ROE
-%
ROA
-%
資料
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特別損失(減損損失)の計上、繰延税金資産の取り崩しおよび業績予想の修正に関するお知らせ

【提出】
2021年1月21日 15:30
【資料】
特別損失(減損損失)の計上、繰延税金資産の取り崩しおよび業績予想の修正に関するお知らせ
【修正】
  • 業績
個別 : 業績予想の修正
単位 : 百万円
勘定科目自 2020年1月1日
至 2020年12月31日
業績予想の修正について
売上高
前回予想1,217
予想864
増減額-352
増減率-29%
前期実績798
営業利益
前回予想112
予想-237
増減額-350
増減率
前期実績16
経常利益
前回予想112
予想-237
増減額-350
増減率
前期実績-1
当期純利益
前回予想78
予想-353
増減額-432
増減率
前期実績-11
1株当たり当期純利益
前回予想10.15
予想-45.18
前期実績-1.47

業績予想修正の理由

売上面については、疾患ソリューションサービスにおいて、主要顧客である外資系製薬企業の決算が集中する第4四半期会計期間に売上が顕著に大きくなるという当社の業績の季節的変動性がある中、同四半期に売上高を実現するために営業及び納品を進める過程で、製薬会社からの依頼によるPHRプラットフォーム(※)開発について、新型コロナウイルス感染症の拡大にともなう顧客の意思決定の遅延、受注リードタイムの長期化により一部想定していた案件の受注が遅れたほか、顧客案件の高度化及び多様化で要求されるセキュリティ基準対応に伴い、開発リードタイムが長期化したことにより今期売上が想定より減少しました。また、オンコロジー(がん)向けプラットフォーム「WelbyマイカルテONC」について、プラットフォーム開発を段階的に進めてきましたが、開発の一部遅延により機能追加が想定より遅れるなどして、当該機能が必要な案件受注の遅延が発生しました。加えて、期末にかけて販売を予定していた、当社保有利用者データベースを活用したパッケージ化された調査商品について、商品開発が遅れたことにより計画していた営業活動を行うことができず、想定した売上を計上することができませんでした。
その結果、疾患ソリューション事業の売上高の見通しは670百万円となり、予想を300百万円下回りました。
また、Welbyマイカルテサービスについては、新型コロナウイルス感染症の拡大をきっかけに在宅勤務者をはじめとした従業員の健康状態の把握や、医療機関におけるリスクマネジメントツールとしてのPHRの価値が認識されるなどした結果、WelbyマイカルテのOEM提供が好調に推移しWelbyマイカルテの普及によるデータ蓄積など中長期的な収益基盤の構築が進む一方で、Welbyマイカルテのデータを利活用したDTC広告やデータ販売については、サービス普及による情報資産の形成は促進されたものの、営業活動の遅滞により期中に売上を計上することができず、この結果、マイカルテ事業の売上高の見通しは193百万円となり、予想を52百万円下回りました。
これらの結果、売上高は上記のように前回予想を下回る見通しとなりました。
売上原価については、疾患ソリューションサービスにおいて原価率が高い初期開発の割合が想定以上に多かったこと及び顧客から求められるセキュリティ基準が高度化するなど顧客ニーズ対応に伴い開発リードタイムが長期化したことにより想定より原価率が増加した一方、Welbyマイカルテサービスにおいては売上原価が売上に連動しない固定費的な性質を持つことなどにより、売上の減少にもかかわらず当初予想291百万円に対して358百万円と66百万円の増加の見通しとなりました。
販管費は採用進捗の遅延に伴う人件費及び採用関連費が減少したほか、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い主要な医学系学会が中止・オンライン化したことにより当初想定していた学会におけるサービスの普及活動の一部が中止になったことにより広告宣伝費が減少するなど当初予想812百万円より68百万円減少して743百万円となる見通しとなりました。
以上の結果、営業利益、経常利益は上記のように前回予想を下回る見通しとなりました。
また、前述の通り減損損失として特別損失86百万円を計上したほか、繰延税金資産の取り崩しも行った結果、当期純利益においても上記のように前回予想を下回る見通しとなりました。※「PHR」とは、個人によって電子的に管理される自らの健康・医療情報のことを指します。「プラットフォーム」とは、当社が構築・運営する各疾患別のアプリを経由して、患者から提供された症状その他の医療情報等の記録、医療情報のデータベースへの保存・管理、Webサービスを利用した医療情報の閲覧・共有などを可能にする、当社が運営する一連サービスのことを指します。(注)上記の業績予想は、本資料の発表日現在において当社が入手可能な情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。