有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2019/05/23 15:00
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【項目】
84項目

研究開発活動

第30期事業年度(自 平成29年10月1日 至 平成30年9月30日)
当事業年度の研究開発活動は、従来どおり、顧客に信頼される商品を開発すべく日々研究を積み重ねております。そして、今後の商品展開を見据えながら、自社資源だけではなく、大学や原料メーカー等企業との共同研究開発(オープンイノベーション)を推進し、効果的かつ効率的な研究体制の構築をめざしております。
当事業年度において、当社が支出した研究開発費の総額は、162百万円であります。
以下、研究開発活動を示すと、次のとおりであります。
(1) コラーゲン研究
当社は、オリジナル原料を含む7種のコラーゲンを独自に組み合わせた「複合型コラーゲンEX(※1)」を商品に配合しております。平成30年9月の「パーフェクトワン モイスチャージェル」、「パーフェクトワン スーパーモイスチャージェル」のリニューアルでは、「複合型コラーゲンEX」に含まれる「カプセルコラーゲン」の更なる研究を深め、保湿効果を進化させた3倍膨潤コラーゲン(※2)を採用しております。また、当社はコラーゲンの持つ様々な機能を通して、顧客のお悩みを解決するために、第30期から国立大学法人東京農工大学との共同研究を推進し、オリジナル原料の開発や、コラーゲンの更なる効果性の検証を行っております。「効果実感」と「訴求強化」につながる当社ならではの素材の研究開発を通して、「One to One health & beauty-care.」の実現に向け、共同研究開発を推進しております。
(2) 薬用植物(天然素材)の研究
当社は、化粧品や医薬品の原料となるムラサキ(紫根)や甘草等の薬用植物の研究、及び、当社オリジナルの品種開発、遺伝子解析の研究を進めております。また、紫根や甘草に関しては、当社にてエキス化の開発を進め、自社化粧品ブランドである「PERFECT ONE」に配合しております。甘草に関しては、国立大学法人九州大学との共同研究による甘草エキスの有効性検証を実施しております。さらに、化粧品原料として通常のエキス状態より浸透性を高めた「カプセル紫根」の製造方法に関しては日本における特許を取得し、素材の有効性・品質を安定的に維持することを第一に考えながら、オンリーワンの素材開発研究を進めております。
(3) 商品企画
「One to One health & beauty-care.」の実現に向けて、化粧品、健康食品、医薬品の開発を行っております。様々な市場調査を実施し、顧客と直接お話をするコールセンターや店舗と連携したうえで、確かな実感が得られるように最新の技術情報や成分情報を収集し、効果性や機能性の高い商品を開発することで、顧客のライフスタイルに合った商品のご提案ができるよう努めております。また、当社では10年先の定番商品を開発し、顧客のライフスタイルを創造できるよう、新カテゴリーや新サービスの分野においても、より独自性・専門性の高い商品の開発をめざしております。
※1 整肌保湿成分
※2 水溶性コラーゲン、ヒアルロン酸Na、コンドロイチン硫酸Na(保湿成分)
第31期第2四半期累計期間(自 平成30年10月1日 至 平成31年3月31日)
当第2四半期累計期間における研究開発活動の金額は67百万円であります。
なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。