有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2020/02/17 15:00
【資料】
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【項目】
121項目

研究開発活動

(1) 研究開発体制
当社は、新規抗体を見出す経験とノウハウを有する専門家集団であり、当社独自のファージ抗体ライブラリを用いた抗体スクリーニング技術と、抗体技術(トランスクリプトームデータベースと抗原発現技術)を駆使して、がん及びその他疾患の治療用抗体の基礎研究、非臨床開発及び臨床開発を行っております。
当社は、本社ラボと名古屋ラボの2拠点により、研究開発体制を構築しております。本社ラボは、新規抗体創薬に関するあらゆる研究開発業務を行っております。また、これに関連した動物実験も行います。
名古屋ラボでは、ファージディスプレイ作製技術を維持発展させる研究及び、当社の抗体医薬品プロジェクトの研究開発推進と新規抗体の継続的創出のための基礎研究を重点化して実施しております。
(2) 開発品の状況
開発品に関する詳細は、「第1 企業の概況 3 事業の内容」に記載していますのでご参照ください。
第19期事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
当事業年度における当社の研究開発費の総額は244,573千円になりました。
研究開発費の主な内容は、薬剤候補であるPPMX-T003の自社での企業治験開始に向けた準備と研究及び、Armed抗体を含む新規抗体のシーズ探索の費用であります。PPMX-T003に関しては、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)研究開発成果最適展開支援プログラムにおいての支援を得て、2017年に毒性試験を終了し、治験薬製造を開始しました。
第20期第3四半期累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
当第3四半期累計期間における当社の研究開発費の総額は611,539千円になりました。
研究開発費の主な内容は、薬剤候補であるPPMX-T003の自社での企業治験開始に向けた準備と開始及び、Armed抗体を含む新規抗体のシーズ探索の費用であります。PPMX-T003に関しては、治験薬製造を開始し、第Ⅰ相試験開始に向けて独立行政法人医薬品医療機器総合機構に治験届を提出し、被験者に治験薬投与を実施し、第Ⅰ相試験を開始いたしました。