有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2020/02/25 15:00
【資料】
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【項目】
148項目
② 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由
当社は監査役制度を採用しており、監査役3名(うち社外監査役2名)で監査役会が構成されております。
監査役は、監査計画を代表取締役CEOに報告しております。また、監査役は内部監査室及び会計監査人と連携を図り、適時情報を共有する一方、取締役会等の重要な会議に出席するほか、取締役や執行役員に業務の報告を求めるとともに、主要な部門を往査のうえ業務及び財産等の状況の調査を行うことにより、取締役の職務執行を監視・監査しております。
取締役会は、月1回の定例取締役会のほか、必要に応じ臨時取締役会を開催し、取締役会規程に定める決議事項の審議及び決議、並びに重要な報告を行っております。当社は意思決定、監督機能と業務執行機能を分離し、業務執行機能の強化を図るため、執行役員制度を導入しております。執行役員は取締役会によって選任され、取締役会が決定した基本方針に従って業務執行にあたっております。
コンプライアンス体制の構築、強化を図るために、コンプライアンス委員会を設置し、委員長には管理担当取締役、委員には社外取締役、常勤監査役及び社外監査役を選出しており、必要に応じて適宜コンプライアンス委員会を開催しております。
また、代表取締役直属の内部監査室は、各部門の業務執行状況を監査しており、内部監査の結果につきましては、代表取締役に報告しております。常勤監査役は内部監査室と適時情報を共有しており、会計監査人とは、四半期に一回程度の頻度で会合を行い、各監査の状況を相互に共有して連携を図り、効率的かつ有効な監査の実施に努めております。
社外監査役には、会社経営及び財務・会計に関する相当程度の知見を有する者を選任し、その専門性と経験等を活かして、会社の経営に対して独立した立場から監視・助言を行っております。社外監査役は取締役会に参加して経営を監視及び監督するとともに、内部監査室、会計監査人と連携して監査を実施しており、業務の適正は確保されていると考えられるため、監査役会設置会社としてコーポレート・ガバナンス体制を構築しております。
当社の企業統治の体制の模式図は以下のとおりであります。


社外取締役及び社外監査役
当社の社外取締役は2名であり、取締役髙橋信彦は、当社の上位10名以内の株主である株式会社JRCホールディ
ングスの代表取締役であります。また、取締役升本喜郎はTMI総合法律事務所のパートナー弁護士であります。
社外監査役は2名であり、監査役小林伸之は、当社のその他の関係会社であるエイベックス・ミュージック・パ
ブリッシング株式会社の株式を100%保有するエイベックス株式会社の常勤監査役であります。また、監査役大嶋
敏史は、当社の主要株主である株式会社アミューズの執行役員であります。
当社においては、社外取締役又は社外監査役を選任するための独立性に関する基準又は方針を明確に定めたもの
はありませんが、選任にあたっては、各方面での豊富な経験と高度な専門知識、幅広い識見を有しており、外部か
らの客観的かつ中立的な経営監視機能を果たせることを前提に判断しております。
社外取締役の髙橋信彦は株式会社ロードアンドスカイを設立以来、代表取締役を務めていることから、音楽業界
をはじめとするエンタテインメント領域に関する豊富な経験と高度な知識を有しており、それにより当社の経営全
般に関する助言をいただけることを期待して、選任しております。
社外取締役の升本喜郎はTMI総合法律事務所のパートナー弁護士であり、音楽業界をはじめとするエンタテイ
ンメント領域や著作権をはじめとする知的財産権に関する豊富な経験と高度な知識を有しており、それにより当社
の経営全般に関する助言をいただけることを期待して、選任しております。
社外監査役の小林伸之はエイベックスグループの要職を歴任し、現在はエイベックス株式会社の常勤監査役を務
めていることから、音楽業界及び監査役監査に関する豊富な経験と高度な知識を有しており、それにより当社の経
営全般に関する助言をいただけることを期待して、選任しております。
社外監査役の大嶋敏史は公認会計士であり、監査法人を退所後、株式会社アミューズの社外監査役に就任し、現
在は同社の執行役員グループ管理部、グループ財務部担当を務めていることから、財務・会計及び音楽業界に関す
る豊富な経験と高度な知識を有しており、それにより当社の経営全般に関する助言をいただけることを期待して、選任しております。